「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で3‐6、6-3、7‐5のフルセットの末に自身初となるマスターズ1000優勝を果たした第7シードのドミニ…

「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で3‐6、6-3、7‐5のフルセットの末に自身初となるマスターズ1000優勝を果たした第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)。そのティームと準優勝となった第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が試合後のセレモニーで喜びを語った。

先に登壇したフェデラーは「おめでとう。素晴らしかったよ」「君のプレーは勝者にふさわしい」と優勝したティームを称えた。そして「来年ももちろん戻ってきます」と語ると、会場からは歓声が上がった。

続いて登壇したティームは「ロジャー、あなたと戦うのはとても楽しいですし、たくさんのことを学ばせてくれます」と語った。続けて「僕よりもたくさん優勝しているので、(準優勝)おめでとうと言うのはちょっと恐れ多いですね」と笑顔で対戦相手のフェデラーを称えた。

そして「ここは僕にとって特別な場所になりました。選手にも、ファンにも素晴らしい大会でした」と語り、「チームのみんなに、満員のお客さんに感謝したいです。みなさんのおかげでマスターズ1000のタイトルを獲得できました」と喜びを語った。

ティームはこれで自身12個目のタイトルを獲得。ハードコートでは昨年の「ATP250 サンクトペテルブルク」に続き、3つ目となった。また、自身最高位となる4位に約1年4ヶ月ぶりに返り咲いた。

昨年に引き続き準優勝となったフェデラーは、同大会最多優勝記録で単独1位になることができなかった。最多優勝記録はフェデラーとノバク・ジョコビッチ(セルビア)の5回。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」で優勝したティーム(左)と準優勝のフェデラー(右)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)