「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第7シード…

「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦。6-3、3-6、5-7でフェデラーが敗れ、ティームがマスターズ1000初優勝を飾った。

第3セットはフェデラーのサービスゲームから。お互いにサービスゲームをキープする展開が序盤から続いた。

フェデラーはファーストサーブの確率が第1セットの72%から第2セットでは57%と落ち込んでいたが、第3セットでは80%近い数字を出しており、ティームにチャンスを与えない。しかしティームもファーストサーブ成功時のポイント取得率を上げてきており、フェデラーもチャンスをつかむことができない。

ともにキープして迎えた第8ゲームでフェデラーは30-40とこのセットで両者通じて初となるブレークポイントを握った。しかし3度のデュースの末にしのがれ、ゲームカウントは4-4となった。

第9ゲームでティームがバランスを崩して転倒する場面があったが、すぐに起き上がって試合は続行された。右肘の辺りをすりむいており出血もあったが、プレーには影響がないようだった。

そして第11ゲームでティームに30-40とブレークポイントを握られたフェデラー。このピンチをしのぎきることができずにブレークを喫し、ゲームカウント5-6とされた。

続く第12ゲームがティームのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップに。なんとかブレークしたいフェデラーだが、ティームのサービスゲームを破ることができずに5-7で第3セットを落とし、101個目のタイトル獲得とはならなかった。

一方のティームは、3度目のマスターズ1000の決勝で、初の優勝を飾った。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」でのフェデラー

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)