現在世界4位で華麗な片手バックハンドの使い手でもあるロジャー・フェデラー(スイス)は、バックハンドは誰もが片手で打つ必要はないといい、最初のステップとしては子供たちには勧めないようだ。ATP公…

現在世界4位で華麗な片手バックハンドの使い手でもあるロジャー・フェデラー(スイス)は、バックハンドは誰もが片手で打つ必要はないといい、最初のステップとしては子供たちには勧めないようだ。ATP公式サイトが紹介した。

フェデラーはすでに37歳と40代に近づきつつある一方で、トップ10圏内に留まり活躍する姿を見せ続けるスーパースターだ。ツアーでは両手でバックハンドを打つ選手が多い中で、片手バックハンドの使い手として知られるプレーヤーの一人でもある。

フェデラーのほかには、出身国を同じくする元世界3位のスタン・ワウリンカ(スイス)や、若手で期待を集めるステファノス・チチパス(ギリシャ)、デニス・シャポバロフ(カナダ)らも片手バックハンドを持ち味としている。

一方で、バックハンドの名手だといわれる錦織圭(日本/日清食品)は両手。その錦織がバックハンドの優れたプレーヤーだと認めるブノワ・ペール(フランス)も両手でバックハンドを打つスタイルを採用。

ATPによればバックハンドについて、フェデラーは、子供たちにとっては両手のバックハンドをまずは学ぶのがいいのではないかと話している。

フェデラーによれば、両手バックハンドはより簡単で、シンプルだという。同選手は「もし後になって変えたくなったら、僕が教えてあげる。だけど、子供達に両手打ちを教えることはできない。僕はその打ち方ができないからね」とも話した。

さらにフェデラーは「自分の個性というものもある。8歳で変えることにする人もいれば、14歳で変える人も、もっと後で変える人もいる」と語っている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」でのフェデラー

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)