現地の16日。「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)準決勝の舞台で、ラファエル・ナダル(スペイン)とロジャー・フェデラー(スイ…

現地の16日。「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)準決勝の舞台で、ラファエル・ナダル(スペイン)とロジャー・フェデラー(スイス)が久しぶりに激突する。

両者は約1年5ヵ月ぶり、そして今回が通算39回目の対戦に。通算の過去対戦成績はナダルの23勝15敗だ。

「ATP1000 インディアンウェルズ」では過去に3回戦っていて、ナダルの1勝2敗。ファン待望の一戦を迎えるにあたり、ATP(男子プロテニス協会)公式サイトではこの二人のインディアンウェルズでの過去対戦を特集している。

◆同大会での最初の対戦は、2012年準決勝で。

通算28度目の対戦として迎えたこの時は、フェデラーが6-3、6-4のストレートで快勝。ATP公式サイトによると、この時敗れたナダルは「彼のプレーは素晴らしかった。彼のサービスが高いパーセンテージで、いつもの彼に対する戦術ができなかった」と絶賛した。

ナダルに勝利したフェデラーは、続く決勝でジョン・イズナー(アメリカ)を破り優勝している。

◆翌年2013年は準々決勝で。ナダルがリベンジ。

次に両者がツアーで顔を合わせたのは、再びインディアンウェルズでだった。この時はナダルが1年前のリベンジを果たし、6-4、6-2のストレートでフェデラーを撃破。ライバルを破ったナダルは、勢いそのままに優勝を果たした。

◆2017年「全豪オープン」名勝負のあとに再戦。

2017年の両者といえば、伝説的とも言えるあの1月「全豪オープン」決勝。その余韻も残るうちのナダル対フェデラー再戦だったが、ここはフェデラーが6-2、6-3と1時間8分でナダルを跳ね返し、全豪に続いてナダルへの連勝記録を伸ばした。

その試合後フェデラーは「オーストラリア(全豪オープン)でやったようにプレーしようとした」「正直言って、あんなにうまくいくとは思っていなかった」と快勝を振り返った。

そしてその年のフェデラーも、4回戦でナダルに勝利したあと勝ち進み、同大会5度目のタイトルを獲得した。

◆最後に

過去の同大会ではお互いが激突し勝利すると、その後は優勝を飾っているナダルとフェデラー。ナダルは今大会準々決勝での膝の痛みが気がかりではあるが、大一番を迎える二人の戦いが楽しみだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年「ATP1000 インディアンウェルズ」でのナダル(左)とフェデラー(右)

(Photo by John Cordes/Icon Sportswire via Getty Images)