「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月6~17日/ハードコート)の大会7日目、女子シングルス4回戦で第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第23シードのベリンダ・…

「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月6~17日/ハードコート)の大会7日目、女子シングルス4回戦で第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第23シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦。3-6、1-6のストレートで大坂が敗れ、4回戦敗退となった。

第1セットを終えた後、大坂とベンチッチはともにオンコートコーチングを行った。ジェンキンスコーチから「ファーストサーブの確率を上げよう」「相手をもっと動かそう」「ボディを狙ってもいいんじゃないか」などとアドバイスを受けていた大坂。笑顔も見せており、昨シーズンのように途中で諦めたように泣き顔を見せるようなことはなかった。

第2セットはベンチッチのサービスゲームから。第1セットを落とした大坂だが、ジェンキンスコーチのアドバイスがあってか、先ほどよりも動きが良くなり、第1ゲームでいきなりブレークポイントを握った。しかしここはベンチッチのスピードと正確なショットの前にしのがれてしまった。

勢いづきたい大坂だが、第2ゲームでデュースの末にブレークを喫してしまうと、第3ゲームでも攻めきることができず、序盤3ゲームをベンチッチに連取された。

第4ゲームをやっとの思いでキープした大坂。第5ゲームでもブレークポイントを握ることができずにキープされ、ここで再びオンコートコーチングを行った。

今度は「球にもっと深さを与えよう」「主導権を握ろう」などといったアドバイスを受けた大坂は、続く第6ゲームで15-40とピンチを迎えると、またもしのぎきることができずに2ブレーク目を喫してしまった。

そしてベンチッチのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第7ゲームでも大坂はブレークバックをすることができず、第2セットを1-6で落としてストレートで4回戦敗退となった。

勝利したベンチッチは現在試合中の第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と第21シードのアネット・コンタベイト(エストニア)の勝者と準々決勝で対戦する。

大坂はタイトル防衛はならなかったが、この試合の前にシモナ・ハレプ(ルーマニア)が敗れたため、今大会後の世界ランキングで1位をキープすることが確定した。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「BNPパリバ・オープン」での大坂なおみ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)