「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月6~17日/ハードコート)女子シングルスで、4回戦へ進出した第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)。次戦は第23シードのベリン…

「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月6~17日/ハードコート)女子シングルスで、4回戦へ進出した第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)。次戦は第23シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦する。

大坂とベンチッチは同じ1997年生まれ。ベンチッチは2013年の全仏ジュニアとウィンブルドン・ジュニアで優勝。ジュニアの世界ナンバーワンとしての実績を引っさげて、プロデビューした選手だ。2019年は、大坂が初戦敗退となった2月の「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」で優勝を飾っている。

両者はツアー本戦では今回が初対戦となるが、2013年の下部大会では大坂が勝利し、2017年12月の男女混合国別対抗戦「ホップマンカップ」では敗れている。

WTA(女子テニス協会)公式サイトによると大坂は「彼女(ベンチッチ)とは、最も最近ではホップマンカップでプレーしたのを覚えています。あの試合では私が負けました」と話した。

「彼女が成し遂げたことや事実、怪我からカムバックしてトップレベルでプレーしているのは、本当にすごいことだと思います。次の試合は、私も彼女も本当に勝ちたいと思っています」

また、笑顔で「前回の試合は、私がたくさんのアンフォーストエラーを打ちすぎました。でもそれは2018年の始まり、みなさんが私のことを誰だか知らない時のことです」と以前の対戦を振り返った。

先に挙げた2013年下部大会でのベンチッチとの対戦を、大坂はいまだ鮮明に覚えているという。

「あの日は丸1日何も食べていなかったことを覚えています」「それで私はただコートに行き、とにかく全ての球を打ち込もうとだけ決めました。そして幸運なことに、それがうまくコートにおさまりました。正直なところ、それがあのとき私が勝った方法だと思います」

「彼女は本当にショックを受けていたと思いました。私たちは同年代ですが、私は本当にジュニアでプレーしてませんでしたから。誰も私のことを知りませんでした」「彼女は、本当にジュニアのビッグスターでした。 そして今もスターです」

名も知られていなかった挑戦者から今や世界女王へと登った大坂と、ジュニア時代からのスターであるベンチッチ。同世代のツアー初対決で、どのような火花を散らすか楽しみだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は大坂なおみ(左:Photo by Clive Brunskill/Getty Images)とベンチッチ(右:Photo by Tom Dulat/Getty Images)