「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第6シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界52位のア…

「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第6シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界52位のアドリアン・マナリノ(フランス)と対戦。6-4、4-6、7-6(4)で錦織が勝利し3回戦へ進出した。

勝利した錦織は、この後に行われる第28シードのルカ・プイユ(フランス)とホベルト・ホルカシュ(ポーランド)の勝者と3回戦で対戦する。

第3セットも錦織のサービスゲームからスタート。第2セットを落としてしまった錦織だが、第1ゲームをキープすると、第2ゲームで15-40とチャンスを作る。しかし、2本とも錦織のショットがわずかにロングになってブレークすることができない。

そして続く第3ゲームでマナリノに30-40とブレークポイントを握られると、錦織のショットはタイミングが合わずに大きくアウトとなり、ブレークを喫してしまった。

しかし第4ゲームで0-30と錦織がポイントリードしたところでマナリノが2度続けてのダブルフォルトをし、錦織がブレークバックしてゲームカウント2-2とした。

両者ともにサービスゲームをキープして迎えた第7ゲームでマナリノにデュースまで持ち込まれたが、ここはしっかりとキープして次へと繋ぐ。第9ゲームではマナリノにデュースの末にブレークポイントを握られたが、なんとかこのピンチを切り抜けた。

そしてゲームカウント5-5で迎えた第11ゲームで錦織は0-40と3本のブレークポイントを握られた。なんとかしのぎたいところだったが、ラリーの末に錦織のショットがネットを越えることができず、終盤でブレークを喫してしまった。

続く第12ゲームがマナリノのサービング・フォー・ザ・マッチとなった。しかしここでブレークポイントを握ると、デュースまで粘られるが、またしても相手のダブルフォルトでブレークに成功。土壇場で追いつきタイブレークへもつれ込む。

タイブレークでは3ポイント目で錦織がミニブレークする追いつかれるが、突き放して薄氷の勝利をもぎ取った。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」での錦織

(Photo by NaFoto/Action Plus via Getty Images)