「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)男子シングルス2回戦で、世界74位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が第21シードのロベルト…

「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)男子シングルス2回戦で、世界74位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が第21シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦。西岡が7-6(3)、6-4で見事ストレート勝利し、3回戦進出を決めた。試合時間は1時間42分。

勝利した西岡は3回戦で、今大会ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界58位フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。オジェ アリアシムは2回戦で世界トップ10のステファノス・チチパス(ギリシャ)から金星を挙げての勝ち上がり。

西岡はバウティスタ アグートとの対戦は今回が2回目。これで通算1勝1敗とした。今大会1回戦では世界65位デニス・クドラ(アメリカ)にフルセット逆転での勝利。今回も1回戦と同じコートで、見事な勝利を挙げた。

相手のバウティスタ アグートは、今シーズン開幕戦で王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破ったのち優勝。「全豪オープン」では1回戦でアンディ・マレー(イギリス)との大激戦を制し、その後ベスト8まで勝ち上がった。

西岡はこの試合、格上の相手に対してラリー戦で積極的にコースを展開。この試合が初戦である相手の隙もついていた。

第1セット、西岡が序盤第3ゲームで先にブレークに成功したものの、第6ゲームで追いつかれる。しかし、一時相手にセットポイントのピンチがありながらもタイブレークに持ち込むと、怒涛の6ポイント連取もありセットを先取した。

第2セットは逆に序盤でブレークを許したものの、第8ゲームにスーパープレーでブレークバック。このポイントには会場の観客も大いに沸いていた。そして西岡の5-4で迎えたリターンゲーム、最後もブレークで素晴らしい勝利を収めた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」での西岡

(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images)