「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)男子シングルス2回戦で、今大会ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界58位フェリック…

「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)男子シングルス2回戦で、今大会ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界58位フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が世界10位ステファノス・チチパス(ギリシャ)に6-4、6-2のストレート勝利、3回戦進出を決めた。試合時間は1時間17分。

勝利したオジェ アリアシムは3回戦で、世界74位の西岡良仁(日本/ミキハウス)対第21シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)の勝者と対戦することとなる。

現在18歳のオジェ アリアシム。当時17歳で出場した2018年3月の「ATP1000 インディアンウェルズ」1回戦で、ATPツアー本選初勝利を飾り注目を浴びた。2019年2月「ATP500 リオデジャネイロ」では、初のツアー決勝進出を果たし準優勝した。

一方の20歳チチパスは、2月の「ATP250 マルセイユ」で自身2度目のタイトルを獲得。3月4日付けで世界ランキングトップ10入りを果たしたばかり。

成長著しい期待の若手ふたりは、ツアー本戦では今回が初対戦だった。しかしATP(男子プロテニス協会)公式サイトによるとジュニア時代には3回対戦していて、すべてオジェ アリアシムが勝利している。

オジェ アリアシムは第1セット第3ゲームで早々にブレークに成功。続くサービスゲームで7回のデュース、6回もの相手のブレークポイントを紙一重で凌ぎきってキープすると、その後は安定したサービスゲームでセットを先取。第2セットに入っても流れは渡さずに勝ち切った。

結果的にこの試合、オジェ アリアシムは相手に7回のブレークポイントを握られるも、一度もブレークを許さず。自身は3回のブレークポイントを全てものにした。

ATP公式サイトによると、オジェ アリアシムは試合後に「私はあのように勝てるとはまったく期待していませんでした」「でも、1回戦でやったような自分のゲームをできる、と自分を信じました」「彼(チチパス)をよく知っていますし、ジュニア時代の3勝が私のメンタル的に少しだけ優位にさせてくれたかもしれません」と話した。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」でのオジェ アリアシム

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)