大坂なおみ(21)に「新恋人」が見つかった。 1月の女子テニス全豪オープンで優勝し、世界ランキング1位になった大坂が、サーシャ・バインコーチ(34=ドイツ)を電撃解雇してから約2週間。新しいコーチとして、米国協会女子ナショナルコーチのジャ…

 大坂なおみ(21)に「新恋人」が見つかった。

 1月の女子テニス全豪オープンで優勝し、世界ランキング1位になった大坂が、サーシャ・バインコーチ(34=ドイツ)を電撃解雇してから約2週間。新しいコーチとして、米国協会女子ナショナルコーチのジャーメーン・ジェンキンス氏(34=米国)を迎え入れたことが分かった。自身のSNSで明らかにした。

 

写真:Getty Images

 

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 ジャーメーン氏は選手としては無名だったが、ヒッティングパートナーとしては評価が高い。15年7月から18年まで元世界ランク1位、四大大会7度優勝のビーナス・ウィリアムズ(米国)の練習相手を務めていた。ケガなどで一時低迷したビーナスの復活を支え、米メディアでは「驚くべき結果を残した人物」といわれるほどだ。

 大坂は、筋肉質で精悍(せいかん)なジャーメーン氏と一緒に撮影した写真をインスタグラムで公開し「仲間入りしてくれたことを感謝します」とコメント。周囲で騒がれた「コーチ問題」に一区切りつけたかのように、満面の笑みを見せた。

 大坂は新コーチの条件としていくつか挙げていた。

 「ポジティブな人。コーチのボックスでネガティブなことを言う人はいらない」
 「私に面と向かって、直接言ってくれる人がいい。陰でコソコソ言わない人」
 「成功よりも、自分の幸福感が大事。幸せより、成功を優先する人間にはなりたくない」

 前任のサーシャコーチと決別した直後だけに、2人の信頼関係が破綻した原因のようにも聞こえる。わずか1年の短期間で、世界の頂点に立ったコンビの決裂は、世界テニス界の大きな話題になった。2人に何があったのか。

2人の間に何が?

 前任のサーシャコーチと契約したのは17年12月。世界ランキング68位と伸び悩んでいた19歳の時だった。精神面の課題に二人三脚で取り組んだ。大坂が試合中にイライラしても、ひざをついて優しくあやす姿からは、励まし、支え、勇気づける言葉をかけ続けていたことが想像できる。大坂の幼い心は徐々に変わっていった。メンタル面の強化で急成長し、18年9月の全米オープンで日本人初のグランドスラム制覇。手腕が評価されたサーシャコーチは昨年の年間最優秀コーチに選ばれた。

 たった1人で、何時間も過酷な戦いに立ち向かわないといけないテニスにおいて、精神的な支えは不可欠。コートレベルでアドバイスできるコーチの存在は、「メンタルトレーナー」としての比重も大きい。とくに女子選手はコーチへの依存度が強いといわれ、見方によっては恋愛関係にあるようにも映る。

 急速に距離を縮めた2人の関係は、今年に入って変化していた。全豪オープンでサーシャコーチが声をかけても、聞く耳を持たない様子の大坂。大事なポイントを奪い観客が盛り上がる中、サーシャコーチだけが斜に構えて、退屈そうな表情で形だけの拍手していた。就任当初との違いは明白だった。

 テニス界では、選手がコーチを雇用する。契約問題は日常茶飯事の世界だが、コーチ交代はシーズンオフが多い。今回はシーズン最初のグランドスラム優勝から16日後に「もう、サーシャと仕事はしない。彼には感謝しているし、今後の成功を祈っている」として解任。唐突すぎるタイミングで、世界から驚きの声があがった。

 大坂が理由をはっきりと説明しなかったことから、メディアが原因探しに躍起になり、あらぬ臆測も乱れ飛んだ。

 お金の問題?

 コーチの技術の問題?

 恋愛問題?

 SNSでは「大坂がサーシャコーチのtwitterフォローを外していた。一般的に、女性が男性のフォローを外すのは失恋したときか、相手のことをもう忘れたいとき…。サーシャコーチには恋人がいる。恋愛感情をもった大坂が失恋したのでは」という書き込みもあった。

 世界女王になった直後に起こったコーチトラブルの真相は闇の中。大坂は「時間がたてば、皆その話をしなくなると思うが、今はテニス界の最大の話題。人々が私を厳しい目で見つめている気がする。私はまだ若い。この結果を次の試合に生かしたい」。

 サーシャコーチと別れ、新しく選んだパートナーとの、新しい物語に期待したい。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]