ウィンブルドン・チャンピオンで世界2位のアンディ・マレー(イギリス)が疲労を理由に、7月25日からカナダ・トロントで始まる「ロジャーズ・カップ」(ATP1000/賞金総額408万9740ドル/ハードコート)を欠場すると発表した。マレーは…

 ウィンブルドン・チャンピオンで世界2位のアンディ・マレー(イギリス)が疲労を理由に、7月25日からカナダ・トロントで始まる「ロジャーズ・カップ」(ATP1000/賞金総額408万9740ドル/ハードコート)を欠場すると発表した。マレーは同大会のディフェンディング・チャンピオン。

 7月10日に行われたウィンブルドン決勝でミロシュ・ラオニッチ(カナダ)をストレートセットで破り、2度目の優勝を果たしたマレーだが、月曜日に発表した声明によると、疲労回復のための時間がより必要だとしている。

 「いつもカナダへ行くことを楽しみにしているが、今回は(2006年に)大会に出場し始めてから初めて欠場することになった。大会関係者はいつも選手のためにすばらしいサポートをしてくれている」とマレー。彼はこれまでに3度(2009、2010、2015年)優勝している。

 「この数ヵ月間はずっとトーナメントの後半まで勝ち進み、僕の体は回復するための時間を必要としている。トロントのファンのみなさんには申し訳なく思う。でも来年は必ずカナダに戻りたい」とマレーは続けている。

 5月のマドリッドからローマ、全仏オープン、ロンドン・クイーンズ、そしてウィンブルドンと5大会続けて決勝に進出しているマレーは、そのうちローマ、クイーンズ、ウィンブルドンで優勝した。

 今大会には世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)のほか、ロジャ・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ラオニッチらが出場予定。予選は23日の土曜日から始まる。(C)AP(テニスマガジン)