7月15日から17日に各国で開催されたデビスカップ・ワールドグループ準々決勝。  「イタリア対アルゼンチン」はイタリア・ペサロのクレーコートで行われ、イタリアがホーム開催の7年間で初めて敗れた。 日曜日のエース対決の…

 7月15日から17日に各国で開催されたデビスカップ・ワールドグループ準々決勝。 

 「イタリア対アルゼンチン」はイタリア・ペサロのクレーコートで行われ、イタリアがホーム開催の7年間で初めて敗れた。

 日曜日のエース対決のシングルス第1試合で、フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)がファビオ・フォニーニ(イタリア)を6-4 7-5 3-6 7-5で破り、3勝1敗としてアルゼンチンの勝利を決めた。同国は2002年から数えて15年間で11度目の準決勝進出だ。

 今年、ポーランドとイタリアを破ったアルゼンチンは9月に行われる準決勝に進み、ディフェンディング・チャンピオンのイギリスと対戦する。その準決勝は全米オープンの翌週で、イギリスのエースであるアンディ・マレーがプレーするかどうかにアルゼンチンの命運はかかる。

 マレーは、ウィンブルドンで優勝した翌週のこのデ杯準々決勝をプレーしていない。セルビアを3勝2敗で破ったチームをコートサイドからサポートした。

 デルボニスはウィンブルドン1回戦でもフォニーニと戦い、5セットで敗れていたが雪辱を果たし、このデ杯では金曜日のシングルスでもアンドレアス・セッピ(イタリア)を破ってシングルスで大きな2勝を挙げた。

 一方、フォニーニは金曜日のシングルス第2試合でフアン・モナコ(アルゼンチン)を1時間39分で破ったあと、土曜日のダブルスで、パオロ・ロレンツィ(イタリア)とペアを組んでプレーし、フアン マルティン・デル ポトロ/ギド・ペラ(アルゼンチン)に3時間50分の試合の末、敗れていた。つまり日曜日のシングルスを戦う前に、すでに2試合をプレーして8セット、5時間半コートにいたことになる。

 そして日曜日にフォニーニはデルボニスと3時間34分戦い、3連戦でおよそ9時間プレーした。

 デルボニスとフォニーニの試合で劇的だったのは第4セットだ。デルボニスがサービスゲームでエラーをおかして3-5とダウン。しかし、すぐにブレークバックして4-5と戻した。フォニーニは第10ゲームのサービスゲームで4つのセットポイントを手にするも、すべてデルボニスにしのがれて5-5。最後はデルボニスが3つ目のマッチポイントをつかんだ。(C)AP