6月19日、関西学院大学総合体育館に於いて行われた第32回総合関関戦。女子は1部の関大に対してはじめは善戦するも、後半引き離されて13-21で敗北する。続く男子は、終始リードを守ったまま29-24で勝利した。女子は敗れ男子が勝利したため、…

 6月19日、関西学院大学総合体育館に於いて行われた第32回総合関関戦。女子は1部の関大に対してはじめは善戦するも、後半引き離されて13-21で敗北する。続く男子は、終始リードを守ったまま29-24で勝利した。女子は敗れ男子が勝利したため、全体としての成績は引き分けとなった。
【女子】
 関大は、1部リーグであり格上のチームである。4年生は、この関関戦が最後の試合である。彼女たちは、自分たちの試合をしようと意気込んでいた。試合が始まり前半3分、関学の東(教1)の先制点が決まる。いい状態で試合の入りを迎えることができた。主将・吉田(法4)は、体勢を崩しながらもシュートを決め、チームを鼓舞した。昨年の関関戦では14点差と大差だったが、今試合は前半を8―10とわずか2点差で折り返した。
 しかし、後半から力の差を見せつけられる。17分、相手が2分退場になりコートプレーヤーが5人になる。だが、そのチャンスを生かせず得点をなかなか決めることができなかった。苦しい試合状況の中、キーパー・岩本(経4)の数々のナイスセーブによりチーム全体が勢いづいたが、試合は13―21で負けてしまった。
 試合には、1年生も出場し活躍した。チームが一丸となって、4年生最後の試合を戦い抜いた。
【男子】
 関学を象徴する深い青色のユニフォームに身を包む選手たち。一人ひとり名前を呼ばれ、コートに駆け出していく。女子の熱戦の熱気と余韻が漂うなか、試合が始まった。
 先取点を取ったのは関学。前半始まって早々に、山田(文3)が豪快に相手ゴールにボールを叩き込む。その瞬間、歓声がどっと沸きあがり、熱気はさらにヒートアップ。前半5分で関大との差を4点まで広げる。だが、関大も負けじと反撃を始める。そして前半27分、ついに1点差まで詰め寄られてしまった。このままで前半を終わりたくない関学は、そこから猛攻撃をしかける。小西(社4)、石黒(商3)、山田、野口(商4)の怒涛の4連続得点で、5点差まで引き離し16―11で前半を終了した。
 後半、4、5点のリードを保ったまま、お互いに一進一退の攻防が続く。だが、試合終了間近に連続得点を許し、3点差まで詰め寄られてしまった。関大側に流れを呼び戻されてしまい、たまらずタイムを取る。タイムアウト後、態勢を立て直した関学は、小西が連続得点を決め、5点差まで引き離す。その後1点を返されるも後半29分、またもや小西がダメ押しとなるゴールを決めた。結果、29―24で、関学は昨年敗北した借りを返した。
試合後のコメント
ハンドボール部女子主将・吉田夕紀(法4)「4年生最後の試合ということで、みんなで気持ちをひとつにして戦おうと思いました。(試合は負けたが)いい試合ができた。去年よりも差が縮められた。(引退して)実感はまだない。明後日からまた練習がありそうな気がする」
ハンドボール部男子主将・佐藤勇登(文4)「ホームでの試合なので絶対に負けられなかった。(試合では)スタミナがまだ足りない。あと、流れが悪くなったとき気持ちを保てずにいるのが良くなかった。でもホームで試合をやらしてもらう楽しさがすごく伝わった。ありがとうございました」