新体制最初の団体戦である東京六大学冬季対抗戦が、横浜国際プール・サブプールで行われた。冬の泳ぎ込みの成果を発揮する場である今大会で、多くの選手が自己ベストをマーク。大会記録の更新者や、日本選手権、ジャパンオープンの標準記録突破者も続出し、…

 新体制最初の団体戦である東京六大学冬季対抗戦が、横浜国際プール・サブプールで行われた。冬の泳ぎ込みの成果を発揮する場である今大会で、多くの選手が自己ベストをマーク。大会記録の更新者や、日本選手権、ジャパンオープンの標準記録突破者も続出し、今後に向けて期待の持てる結果となった。

 2年連続で大会最優秀選手に選ばれたのは幌村尚(スポ2=兵庫・西脇工)。年末に体調を崩し、十分な練習が積めていない中でも、専門のバタフライで大きな存在感を示した。特に男子50メートルバタフライは、自らの持つ大会タイ記録を0秒51更新。男子200メートルバタフライではオープン参加の坂井聖人(平30スポ卒=現セイコー)に競り負けたものの、2位の矢島優也(明大)には1秒以上の差をつけて優勝した。また、先月行われた世界選手権(25メートル)でシニアの代表入りを果たした竹内智哉(スポ2=神奈川・湘南工大付)は、9種目にエントリー。中でも最も得意とする男子400メートル個人メドレーでは、宮本一平(法大)との熾烈(しれつ)なレースを制し、瀬戸大也(平29スポ卒=現ANA)の持つ大会記録を上回る4分07秒46をたたき出した。また、男子部の3年生で唯一出場した池江毅隼(スポ3=東京・日大豊山)は、4種目中2種目で自己ベストをマーク。調子の良さをうかがわせた。「雰囲気としても全体の流れとしてもすごくいい感じで送れている」(池江)。例年に比べ好記録を残した選手が多かった男子部。今大会で見つかった課題を克服し、日本選手権以降の戦いに生かしていってほしい。


最優秀選手に選ばれた幌村

 女子部では牧野紘子(教1=東京・東大付中教校)が出場7種目全てで優勝。女子50メートルバタフライと女子100メートル個人メドレーでは大会新記録を樹立し、その強さを見せつけた。女子200メートル個人メドレーで大会記録に0秒03及ばなかったのには悔しさをにじませたものの、一定以上の手応えを感じる大会となったようだ。そして、同じく1年生の佐藤千夏(スポ1=埼玉栄)も活躍。目標タイムのクリアこそかなわなかったが、得意の女子400メートル・800メートル自由形では大会記録を上回る成績を残した。昨年の日本選手権では悔いの残る結果に終わった両ルーキー。今年こそは実力を存分に発揮し、世界選手権の切符をつかみ取ってほしい。また、「競技の面でも引っ張っていってくれる存在になっている」と奥田千尋女子主将(スポ3=東京・穎明館)が評価したのは、昨年の日本学生選手権(インカレ)後、練習拠点を大学に移した濱口真子(スポ3=石川・金沢錦丘)。チャレンジレースでは女子100メートル背泳ぎで自己ベストを更新し、最上級生としての意地を見せた。「新年一発目にしてはいい感じ」と奥田が語るように、全体的にまずまずの結果となった女子部。おのおのがさらなるレベルアップを図り、目標とするインカレのシード権死守に向け突き進んでいく。


2種目で大会新記録を樹立した牧野

 早大水泳部の今季のスローガンは「みんなで戦いにいく」という意味を込めた『結闘』。これまでチームをけん引してきた渡辺一平(スポ4=大分・佐伯鶴城)、渡部香生子(スポ4=東京・武蔵野)が卒業し、男女共にチーム全体として底上げが求められる。これからさらに練習を積み重ねることで個々のレベルを向上させ、万全の状態で春を迎えたい。

(記事 宇根加菜葉、写真 佐鳥萌美、山口日奈子)

★3人がチャレンジレースで日本選手権標準記録を突破する!


互いの健闘をたたえ合う村上(左)と伊藤

 日本選手権やジャパンオープンの出場を懸けたチャレンジレースが全種目終了後に行われ、伊藤新盛(スポ1=岐阜・中京学院大中京)、村上雅弥(スポ1=香川・坂出)、大﨑威久馬(スポ1=神奈川・桐光学園)の3人が日本選手権標準記録突破を果たした。まず男子50メートル自由形には伊藤と村上が挑戦。仲間の声援を背に受けて泳ぎ切り、ゴールタッチすると、電光掲示板に表示された数字は共に標準記録を上回る22秒43。それを確認すると、笑顔で肩を抱き合い、互いの健闘をたたえ合った。また、大﨑は男子100メートル平泳ぎで出場権を獲得。レース後には手で『1』のポーズをつくり、喜びをあらわにした。見事つかんだ大舞台でも、堂々の泳ぎを見せてくれるだろう。

結果

総合成績

▽男子 2位

▽女子 2位

個人各賞

最優秀選手 幌村尚

女子優秀選手 牧野紘子

OB会長賞 佐藤千夏

男子50メートル自由形

伊東隼汰 22秒19【1位】

村上雅弥 22秒64【4位】

伊藤新盛 22秒72【6位】

池江毅隼 22秒91【9位】

古畑海生 23秒92【21位】

男子100メートル自由形

伊東隼汰 48秒82【2位】

幌村尚 50秒58【10位】

伊藤新盛 50秒85【12位】

田中航希 51秒05【13位】

村上雅弥 52秒73【24位】

男子200メートル自由形

渡辺一平 1分47秒49【4位】

田中航希 1分48秒66【7位】

竹内智哉 1分49秒28【9位】

古畑海生 1分49秒68【11位】

幌村尚 1分50秒76【17位】

伊東隼汰 1分51秒66【21位】

丸山優稀 1分52秒94【24位】

男子400メートル自由形

古畑海生 3分50秒57【5位】

伊東隼汰 4分02秒91【11位】

男子1500メートル自由形

古畑海生 14分56秒70【1位】

伊東隼汰 16分33秒65【11位】

男子50メートル背泳ぎ

竹内智哉 24秒99【4位】

伊東隼汰 26秒70【13位】

男子100メートル背泳ぎ

丸山優稀 53秒84【4位】

竹内智哉 54秒62【6位】

男子200メートル背泳ぎ

丸山優稀 1分55秒80【2位】

竹内智哉 1分59秒19【5位】

男子50メートル平泳ぎ

伊東隼汰 27秒21【2位】

今井流星 27秒46【4位】

大﨑威久馬 28秒22【5位】

男子100メートル平泳ぎ

渡辺一平 57秒86【1位】

今井流星 59秒32【3位】

竹内智哉 59秒73【5位】

大﨑威久馬 1分00秒01【7位】

男子200メートル平泳ぎ

渡辺一平 2分04秒44【1位】

今井流星 2分07秒81【4位】

大﨑威久馬 2分08秒04【5位】

男子50メートルバタフライ

幌村尚 23秒08【1位】

池江毅隼 23秒34【2位】

伊東隼汰 24秒82【11位】

男子100メートルバタフライ

池江毅隼 52秒49【2位】

幌村尚 52秒52【3位】

竹内智哉 53秒23【7位】

男子200メートルバタフライ

幌村尚 1分52秒77【1位】

竹内智哉 1分57秒59【5位】

池江毅隼 2分03秒84【10位】

男子100メートル個人メドレー

大﨑威久馬 57秒30【5位】

男子200メートル個人メドレー

竹内智哉 1分57秒55【3位】

渡辺一平 1分58秒65【5位】

丸山優稀 1分59秒71【6位】

髙野大祐 2分01秒81【9位】

田中航希 2分02秒92【11位】

福岡清流 2分04秒34【14位】

男子400メートル個人メドレー

竹内智哉 4分07秒46【1位】

福岡清流 4分14秒79【5位】

髙野大祐 4分21秒25【7位】

女子50メートル自由形

常盤怜以 26秒58【5位】

女子100メートル自由形

牧野紘子 54秒70【1位】

常盤怜以 58秒58【9位】

女子200メートル自由形

佐藤千夏 2分00秒28【4位】

川畑志保 2分06秒19【10位】

神山瑞季 2分06秒55【11位】

須嵜仁美 2分07秒36【12位】

女子400メートル自由形

佐藤千夏 4分08秒48【1位】

神山瑞季 4分21秒52【7位】

須嵜仁美 4分29秒45【10位】

女子800メートル自由形

佐藤千夏 8分31秒03【1位】

神山瑞季 9分01秒98【5位】

須嵜仁美 9分15秒81【9位】

女子50メートル背泳ぎ

濱口真子 29秒61【6位】

女子100メートル背泳ぎ

濱口真子 1分02秒45【3位】

女子200メートル背泳ぎ

濱口真子 2分15秒78【4位】

女子50メートル平泳ぎ

牧野紘子 31秒12【1位】

井ノ口茉里 32秒54【4位】

女子100メートル平泳ぎ

井ノ口茉里 1分09秒87【4位】

女子200メートル平泳ぎ

牧野紘子 2分24秒89【1位】

井ノ口茉里 2分33秒18【5位】

女子50メートルバタフライ

牧野紘子 26秒73【1位】

須嵜仁美 28秒51【5位】

女子100メートルバタフライ

川畑志保 1分03秒25【6位】

女子200メートルバタフライ

牧野紘子 2分08秒40【1位】

女子100メートル個人メドレー

牧野紘子 59秒63【1位】

須嵜仁美 1分06秒82【6位】

女子200メートル個人メドレー

牧野紘子 2分09秒47【1位】

佐藤千夏 2分17秒94【6位】

チャレンジレース

男子50メートル自由形

伊藤新盛 22秒43

村上雅弥 22秒43

男子100メートル平泳ぎ

大﨑威久馬 59秒51

男子200メートル個人メドレー

髙野大祐 2分03秒14

男子400メートル個人メドレー

福岡清流 4分15秒22

女子100メートル背泳ぎ

濱口真子 1分01秒82

コメント

渡辺一平(スポ4=大分・佐伯鶴城)※囲み取材より抜粋

――きょうが今年最初の大会でしたがいかがでしたか

先週くらいにインフルエンザになり、週末の泳ぎ込みがちょっと情けない感じにはなってしまったんですけど、2019年初めてのレースでしたし、ミズノの新水着を初めて着る機会でもあったので、まず僕なりに今日できることは精いっぱいやったかなというふうに思います。

―きょうはどのようなことを課題にレースに挑みましたか

今までの六大学とは違って、種目数を今回は4種目に絞らせてもらってタイムを狙いたかったんですけど、先週の体調不良もあり、思うようなタイムは出すことができませんでした。でもまず最初の200メートル(平泳ぎ)は前半から積極的なレースをできたんじゃないかと思いますし、ラスト50メートルはすごくきつかったんですけれども、そこは課題として日本選手権までにしっかりと強化していけたらいいなと思います。100メートル平泳ぎに出場させてもらって、自己ベスト更新はできなかったんですけれども、最初の50メートルは今までで1番速いラップで入ることができましたし、体力的な不安もあったんですけれども、スピードの部分ではしっかりと57秒台で泳ぐことができたので、まずまずだったのではないかと思います。

――結果に関してはどのようにお考えですか

(200メートル平泳ぎは)ラップは前半58秒台でターンをしたいと考えてレースには臨んだんですけれども、59秒1ということで、ちょっと最初の25メートルから焦りが出てしまったなと映像を見て感じ、そこはやっぱりちゃんと見直していかなければいけないなというふうに思いました。ここ最近ターンであったりとか一かき一かきであったりとかを課題として年末も取り組んでいたんですけれども、映像を見る限りでは、僕が思うようなしっかりとしたターンであったりかきができていたんじゃないかなと思いました。先週の体調不良は自分の私生活の部分で未熟だったなとふがいない気持ちがあるんですけれども、これをしっかりと切り替えて、今年はきららカップの100メートルと200メートルに出場する予定なんですけど、選手権前の最後の長水路の試合になると思うので、東スイ招待(東京スイミングセンタージュニア優秀選手招待公認記録会)の時も100メートルですごくいいタイムを出せましたし、100メートルではしっかりと59秒台を狙って頑張っていきたいと思います。200メートルも2分7秒を視野に入れたいと思っているので、しっかりと強化していきたいなと思っています。

――きょう泳いでみて課題点は

正直なところ、僕いつも六大学の時はいいタイムをだすしすごくタフなレースをするのに、得点に加算されないと考えるとちょっと気持ち的にきつい部分があったりするんです。けれども、今回でいうと法政大学の宮本一平選手がすごくタイムが良かったりだとか、先ほども50メートル大会新で僕の記録を抜いてくれたりだとか刺激をもらう六大学だったなと思っているので、竹内(智哉、スポ2=神奈川・湘南工大付)もタフなレースをやっていますし、幌村(尚、スポ2=兵庫・西脇工)も50メートルバタフライで22秒狙うとは言っていたんですけれども23秒0という自己ベストを更新してくれて、年末年始のいい練習の成果が、少しですけれども今こうやってタイムとして出ているんじゃないかと思います。早稲田でいうと幌村、竹内、坂井さん(聖人、平30スポ卒=現セイコー)と一緒に練習させてもらっているんですけど、2、3月にフラッグスタッフに行く予定でもあるし、練習から良き仲間であり良きライバルですので皆で切磋琢磨(せっさたくま)して、日本選手権で力を爆発できるように頑張っていきたいと思います。

――今年の抱負を

来年に東京五輪があり、今年の世界選手権などもすごくレベルの高い大会になるんじゃないかと思っています。僕自身絶対に負けないという気持ちを持って年末年始強化をしてきていますし、まず日本選手権から、200メートル平泳ぎではあるんですけれども、小関さん(也朱篤、ミキハウス)としっかりといい勝負をして絶対に勝って、韓国で行われる世界選手権は、小関さんだったりとかチュプコフ選手(ロシア)だったりとか、すごくレベルの高い大会になると思います。それに、今の僕の世界記録のタイムだったら優勝できないと僕自身も感じているので、自分自身のタイムを更新して絶対に優勝したいなと思います。そして来年の東京五輪に臨みたいと思います。

奥田千尋女子主将(スポ3=東京・穎明館)

――今大会、女子部の選手の泳ぎを見ての印象はいかがですか

流れとしては新年一発目にしてはいい感じかなと思います。女子の場合は(それぞれ)練習環境が違うので、毎日練習で選手がどれくらい泳げているか、というのは把握することができませんが、例年に比べたら、新年一発目のレースの位置付けとしてはいい感じできていると思います。

――その中でも特に調子が良さそうな選手はいらっしゃいますか

元々早稲田は泳力差が少しあるんですけど、その中で佐藤(千夏、スポ1=埼玉栄)、牧野(紘子、教1=東京・東大付中教校)の2人はルーキーからエースへ、という感じでチームのために頑張ってくれているんじゃないかなと思います。個人的には3年の濱口(真子、スポ3=石川・金沢錦丘)がタイム的にも伸びてきて、3年生の意地ではないですけど、競技の面でも引っ張っていってくれる存在になっているのではないかと思います。

――今季のスローガンを『結闘』という言葉に決めた理由は何ですか

元々は熱いチームにしたいというのがみんなの中であって、文字で表せるものが何かと考えた時に、辞書にあるような熟語では私たちの中では考えられなくて、造語というかたちで『結闘』を一致団結して戦うということで掲げています。やっぱり熱いチームというか、みんなで戦いにいく、一平さん(渡辺、スポ4=大分・佐伯鶴城)や香生子さん(渡部、スポ4=東京・武蔵野)といった代表選手が結構抜けて、早稲田もエースに頼る戦い方は厳しくなってきたので、そういった意味でみんなで戦いにいくというのが『結闘』というふうな文字に表れているといいなということで決めました

――マネージャーで女子主将を務められることになりましたがそこについてはいかがですか

私は女子主将とチーフマネージャーを兼任していて、それは部としては初の取り組みなんですよ。マネージャーを統括しながら女子選手も引っ張っていかないという位置で、自分では正直手探りなところも多くて、何もかもも初めてですが、同期の選手が協力的に一緒に引っ張っていってくれているので、チームスローガンにもあるように自分一人でというよりかは、みんなで上級生としてチームをつくっていけたらいいかなと思っています。

――今年の女子部のチームとしての目標は

インカレ(日本学生選手権)のシード権死守を掲げて頑張っていきます。

池江毅隼(スポ3=東京・日大豊山)

――ご自身の種目を終えて手応えはありますか

僕は4種目出場したんですけど、そのうちの2種目が(自己)ベストで、3種目はシーズンベストだったので、自分の結果だけでいうとかなり良かったかなと思います。

――普段あまり泳がれない200メートルバタフライにも出場されていましたが

200メートルバタフライは、強化の一環として出ているので、100メートルにつながるといいなという気持ちで泳ぎました。ベストにははるか及ばないんですけど、3年生の中では一番いいタイムだったという。

――チーム全体としてはいかがですか

かなり選手権(日本選手権)やジャパンオープンの新規突破者が多かったのと、ベストタイムを更新する選手がいつもの六大学に比べて多かったので、雰囲気としても全体の流れとしてもすごくいい感じで送れているんじゃないかなと思います。

――特に調子がいいと感じる選手はいらっしゃいますか

みんないいんですけど、スプリントチームという50メートル・100メートルを専門として練習しているチームがあって、僕と1年生3人のグループで練習していますが、全員今回の試合ではベストタイムを更新していました。あと選手権を今まで切れていなかった2人もかなりいいタイムを出してチャレンジレースに進むことができたので、ここがすごく良かったし、チームにもすごくいい刺激が与えられたなと思います。

――最後になりますが、チームとして日本選手権に向けてどのように取り組んでいきたいですか

今回は今年最初の試合になります。早稲田大学水泳部では一人一人のレースを動画で撮っていたり、25メートル置きのタイムやテンポをマネージャーが記録していてくれるので、そういったことも踏まえて自分の課題を見つけて、春や夏の試合に生かせるような練習に取り組めていけたらいいんじゃないかなと思います。

佐藤千夏(スポ1=埼玉栄)

――きょうのレース全体を振り返ってみていかがですか

目標にしていたタイムには全部届かなかったんですけど、12月の大会よりはタイムが上がっていたので、そこに関しては安心しています。

――800メートル自由形で5秒以上大会記録を更新されましたが

あまり大会記録は意識していなくて、自己ベストにどれだけ近づけるかを目標にしていたので、ちょっと遅いとは思うんですけど、最低限のタイムは出せたかなと思っています。

――目標のタイムは

(8分)25秒ぐらいを目標にしていたので、少し足りない部分はありました。

――冬の泳ぎ込みの手応えは感じられましたか

陸トレ(陸上トレーニング)を少し変えていたので、そこに関してはすごく手応えがあったかなとは思います。

――4月にある日本選手権に向けての意気込みをお願いします

去年は表彰台にも上れなくて、駄目駄目なレースだったんですけど、今年こそはもう一回優勝して、遠征に選ばれたいと思っています。

牧野紘子(教1=東京・東大付中教校)

――きょうのご自身のレースを振り返っていかがですか

7レースあったんですけど、目標にしてたタイムくらいで泳げたので、種目数は多かったけどちゃんと泳ぎ切ることができたかなと思います。

―複数種目で大会記録を更新されましたが、どのようなお気持ちですか

1個メ(100メートル個人メドレー)と半バタ(50メートルバタフライ)が大会新で、その2つは出したい、というよりも出さなきゃ駄目だな、と思って挑んでいたんですけど、2個メ(200メートル個人メドレー)があとちょっととか(で大会記録)だったので、そういったあとちょっとで切れなかった、という気持ちで悔しいですね。

――2度目の六大学でしたが、会場の雰囲気などはいかがでしたか

対抗戦ならではの会場の雰囲気というか、やはり応援されていることをすごく実感できる大会でした。

――日本選手権(選手権)に向けての意気込みをお願いします

日本選手権は今年、世界選手権の選考がかかっているので、そこで代表に入って2020年につなげられるような結果を、まずは選手権できちんと(結果を)出したいと思います。