16日(日本時間17日)の敵地カブス戦で復帰登板に臨むことが発表されたレンジャーズ・ダルビッシュ有投手。その右腕が史上初のワールドシリーズ制覇に挑むチームのキーマンに指名されている。球団公式サイトが伝えている。■球団公式サイトが後半戦を特集…

16日(日本時間17日)の敵地カブス戦で復帰登板に臨むことが発表されたレンジャーズ・ダルビッシュ有投手。その右腕が史上初のワールドシリーズ制覇に挑むチームのキーマンに指名されている。球団公式サイトが伝えている。

■球団公式サイトが後半戦を特集、ダルビッシュをキーマンに指名

 16日(日本時間17日)の敵地カブス戦で復帰登板に臨むことが発表されたレンジャーズ・ダルビッシュ有投手。その右腕が史上初のワールドシリーズ制覇に挑むチームのキーマンに指名されている。球団公式サイトが伝えている。

 ダルビッシュは昨年開幕前に右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を実施。1年以上に及ぶリハビリを経て、5月28日(同29日)のパイレーツ戦で復帰した。その後、3試合に先発し、2勝0敗、防御率2.87と上々のスタートを切ったが、6月8日(同9日)のアストロズ戦を最後に右肩の違和感のために故障者リスト(DL)入りしていた。

 一方、レンジャーズはア・リーグ西地区で54勝36敗とリーグ最高勝率を収め、前半戦を首位ターン。2位のアストロズに5.5ゲーム差をつけている。

 球団公式サイトは後半戦を迎えるタイミングで、チームの特集記事を掲載。「オールスターブレークの時点でレンジャーズは首位に立っている。だが、彼らは十分ではない。2016年にレンジャーズが目指しているものに疑いはない。ワールドシリーズ制覇か失敗か、だ」とレポートしている。

■ダルビッシュが「最高のパフォーマンスを披露してくれることを切望」

 選手も優勝に向けて情熱を注いでいるようで、チームリーダーのエイドリアン・ベルトレ内野手も「ワールドシリーズ優勝。個人的にはそれ(しか認められない)。自分にはプレーオフ進出への十分な時間はあまり残されていない。(プレーオフ進出だけでは)個人的には満足できない。ワールドシリーズ進出、そして優勝できるように追い込んでいきたい」と語ったという。

 そして、メジャーの頂点を目指す上で「キー・プレイヤー」として指名されているのがダルビッシュだ。

 特集では「この男に疑問の余地があるだろうか。故障で壊滅状態だったレンジャーズの先発ローテーションで、最初に復帰を果たすのはユウ・ダルビッシュだ。レンジャーズはダルビッシュが健康を維持し、残り2か月となったシーズンで最高のパフォーマンスを披露してくれることを切望している」とレポートしている。

 チームの後半戦2戦目で復帰予定の右腕。1961年創設球団の悲願のワールドシリーズ制覇に向け、ダルビッシュに大きな期待が寄せられている。