「ATP250 ブリスベン」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)で2019年シーズンをスタートさせる錦織圭(日本/日清食品)。その錦織の2019年の課題を、WOWOWの週刊テニスNAVI内のインタビューで伊達…

「ATP250 ブリスベン」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)で2019年シーズンをスタートさせる錦織圭(日本/日清食品)。その錦織の2019年の課題を、WOWOWの週刊テニスNAVI内のインタビューで伊達公子さんは「試合を短くすること」だと語った。

伊達さんは1989年から1996年までの第一期現役時代を過ごした後、約11年のブランクを経て、2008年に再び現役に復帰し2017年までプレー。グランドスラムの本選にも当時44歳である2015年の「全豪オープン」まで出場していた日本のレジェンドの意見は、1試合の試合時間を短くして、身体のピークをより上位ラウンドに持ってくることだった。

「一番大事な時にピーキングを持ってくることを考えると、やっぱり疲れた状態で迎えてしまうとぶち当たる。そうすると、そこ(一番大事な時)を乗り越えられないことになってしまう」「長いラリーをしたり、長い試合をして感覚を掴んで自信もつけて勝ち進んでいくことで、自分のレベルが上がっていくということもあると思うが、自分の最高のレベルを越えていくためにはそのリスクを取らないと、越えられるものも越えられなくなってしまうのかなと思います」と、長きに渡りプレーを続けた伊達さんならではのアドバイスを話した。

来年は20代最後のシーズンとなる錦織。1月14日には2019年最初のグランドスラムである「全豪オープン」が始まる。自身2年ぶりの「全豪オープン」で、2018年シーズン終盤に見せた快進撃を継続できるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」練習時の錦織

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)