2019年シーズンへ向け練習を重ねる大坂なおみ(日本/日清食品)。練習の拠点としているのは、フロリダにあるエバートテニスアカデミーだ。WOWOWの番組「週刊テニスNAVI」でのインタビューで、同アカデミーのディレクターであるヤコブ・テッツァ…

2019年シーズンへ向け練習を重ねる大坂なおみ(日本/日清食品)。練習の拠点としているのは、フロリダにあるエバートテニスアカデミーだ。WOWOWの番組「週刊テニスNAVI」でのインタビューで、同アカデミーのディレクターであるヤコブ・テッツァは、大坂について「世界のトップ選手でありながらとても謙虚です」と話した。

エバートテニスアカデミーは、往年の名選手であるクリス・エバート(アメリカ)とその家族で経営するアカデミー。ここでは、日々子供たちがテニスと学業の両立を目指し、トレーニングに励んでいるという。

大坂について、ディレクターのテッツァは「大坂選手は生徒にとって素晴らしいロールモデルです。世界のトップ選手でありながらとても謙虚です。一生懸命に練習し、名声を求めるタイプではありません。これは子供たちにとっても重要なことだと思います」と語った。

今シーズン、「全豪オープン」の3回戦でアシュリー・バーティ(オーストラリア)をストレートで破った大坂。その際に彼女のプレーはもちろん、勝利後のインタビューにも注目が集まった。

インタビュアーに「初めてのグランドスラム、最高の気持ちでしょう」と尋ねられた大坂は「とっても嬉しいけど、同時に申し訳ないです。みんな私ではなく彼女(バーティー)に勝って欲しいと思っていたでしょうから」と返答。会場から大きな笑いと拍手喝采が巻き起こったこともあった。

一生懸命練習に取り組み、試合でも謙虚な姿勢を見せる大坂。アカデミーの生徒たちにとどまらず、未来を夢見る子供たちの模範的存在として、更なる活躍に期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ

(Photo by Mohammed Elshamy/Anadolu Agency/Getty Images)