気温がまだ25度を超える中、沖縄市の県総合運動公園テニスコートをメイン会場に、第41回全国選抜高校テニス大会九州地区大会が11月16日の開会式から19日まで4日間開催された。競技初日から2日目までは好天が続いたが、最終日は朝方の激しい雨の…

 気温がまだ25度を超える中、沖縄市の県総合運動公園テニスコートをメイン会場に、第41回全国選抜高校テニス大会九州地区大会が11月16日の開会式から19日まで4日間開催された。競技初日から2日目までは好天が続いたが、最終日は朝方の激しい雨の後、時折降る雨の中競技が行われ、中断することも無く無事に全日程を終えた。

 

 今年の上位校の顔ぶれを見ると、男子ベスト8は昨年度と全く同じ8校、女子ベスト8は昨年度ベスト9の内7校が同じという、九州の常連校の強さを再確認した。

 

 男子は第1シードの大分舞鶴と第2シードの柳川の決勝戦という昨年と同じ顔合わせとなった。昨年と違うのは、両校とも準々決勝から決勝戦まで5ポイント目までもつれる接戦をしてきた点であった。決勝戦も5ポイント目までもつれる熱戦となり、初戦からシングルス3で出場した1年生太田選手が全勝でチームを2連覇に導いた。決勝を戦った両校、両校を苦しめた3位から6位までの上位校の、今後の活躍が期待される。

 一方女子は第1シードの鳳凰と第2シードの沖縄尚学の決勝戦となり、夏の全九州高等学校体育大会の決勝戦と同じ顔合わせとなった。両校とも決勝戦まで危なげない勝ち上がりだったが、沖縄尚学ダブルス1の1年生ペア髙岡・藤永ペアが先に勝利しチームに勢いをつけ、劣勢だったシングルス1の1年生松本選手が逆転勝ちし、シングルス2の1年生山本選手は右足をケガしながらも勝利し、チームの2連覇に1年生が大きく貢献した。

 春一番!高校テニスセンバツ 第41回全国選抜高校テニス大会は地元九州福岡県で行われる。代表校になるチームが、春一番に乗って、上位進出することを期待する。

沖縄県高等学校体育連盟テニス専門部 委員長

沖縄県立石川高等学校 教諭 比嘉 安俊

※写真は九州地区大会閉会式の様子(©全国選抜高校テニス大会実行委員会)