下級生が健闘した。今大会は、各チームを代表する8人のリフターがそれぞれの階級で試技を行い、階級ごとに与えられる得点の合計で順位を決める。大会2日目、明大からは4名が出場。昨日に引き続き6位をキープする形となった。◆12・14~16 第64…

 下級生が健闘した。今大会は、各チームを代表する8人のリフターがそれぞれの階級で試技を行い、階級ごとに与えられる得点の合計で順位を決める。大会2日目、明大からは4名が出場。昨日に引き続き6位をキープする形となった。

◆12・14~16 第64回全日本大学対抗選手権(スポーツ総合センター)

▼77キロ級

 10位 寺澤(S122 J145 T267)

▼85キロ級

 11位 岸本(S108 J146 T254)

▼94キロ級

 6位 扇本(S135 J161 T296)

 7位 中村(S138 J157 T295)

※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル

 次世代の台頭から目が離せない。出場者の4名全員が2年生以下というフレッシュなメンバーで臨んだ2日目。結果には結びつかなかったものの、インカレという大舞台で存在感を如何なく発揮した。今大会、明大勢唯一の1年生出場となった岸本龍太郎(法1=常翔学園)は佐藤匠(政経4=宮城農)に代わり、85キロ級の補欠枠から出場。「急きょの試合だったので緊張した」と初々しさをにじませるも、見事にジャークで1キロ自己ベストを更新した。また94キロ級では期待の高まる2年生コンビ・扇本崇聖(政経2=名城大付)、中村響(政経2=愛工大名電)がエントリー。中村は「いい試技ができた」と拳上成功率100パーセントで、スナッチ、ジャーク共に自己ベストを塗り替え、チームに貢献。「自信になる」と今後の活躍をより一層匂わせた。一方、扇本は体のコンディションも影響し、納得のいく試技とはならず。「試合前の調整」を課題に残し、プラットを後にした。

 試合を通じて、ノースコアの選手が出なかったことは良い収穫だ。今回の経験は下級生にとって大きな糧になったに違いない。3日目は+105キロ級に古山翔太(政経3=金足農)が控えている。1つでも上の順位を目標に、明大の名に懸けて最後まで戦い抜く。

[高智琉大朗]

試合後のコメント

扇本

――自己新記録に挑戦できませんでした。

「試合前の調整があまり良くできていなくて。ケガとかもあって、いつものやりたいことができませんでした。今日、首のケガの影響で足に全然力入りませんでした。それもあってかフロントスクワットができなくて。次の全日本ジュニアでは記録を残せるように頑張ります」

寺澤寿喜(営2=滑川)

――インカレ選手に選ばれていかがですか。

「本当にぎりぎりのラインだったので。少しでも記録更新して点を取りたかったんですけど、残念でした」

――今後の目標を聞かせてください。

「次は個人戦なので、そこで3位以内入賞できるようにしたいです」

岸本

――大学生活1年目を振り返っていかがですか。

「忙しかったのですが、時間がたつのがすごく早く感じて。大学生活は限られているので、来年もしっかりとやっていきたいと思いました」

――来年の目標はありますか。

「次の年はスタメンでインカレに出場できるように頑張りたいです」