3勝5敗スタートだったダラス・カウボーイズが第13週にニューオーリンズ・セインツを13対10で破り4連勝。NFC西地区の首位に立っている。好調の要因となっているのは失点が1試合あたり18.6点と2番目に少ない守備だ。セインツ戦では守備全体が…
3勝5敗スタートだったダラス・カウボーイズが第13週にニューオーリンズ・セインツを13対10で破り4連勝。NFC西地区の首位に立っている。好調の要因となっているのは失点が1試合あたり18.6点と2番目に少ない守備だ。
セインツ戦では守備全体が躍動し、それまで1試合あたり37.8点とk記録的得点力を誇った攻撃を完全攻略。特にルーキーLBレイトン・ヴァンダーエスがチームトップの4ソロタックルを記録。パスカバーでは主にセインツRBアルビン・カマラをマークし、7回パスターゲットとされたうち5回の捕球を許したものの、捕球後即座にタックルすることで17ヤードしか進ませなかった。
DEマーカス・ローレンスを中心としたDLの活躍もあった。ローレンスはストリップQBサックと4回のプレッシャーを記録。DL全体ではセインツQBドリュー・ブリーズの30回のドロップバックのうち11回プレッシャーをかけ、自由にパスを投げさせなかった。それまで76.4パーセントのパス成功率を記録していたブリーズを、64.3パーセントにまで落ち込ませ、28投18回成功127ヤード1TD被INT1と、今季最低の獲得ヤードに抑えた。
「試合に勝てたのは成功を続け、集中を切らさずに60分戦い続けることができたから。守備はよく止めたし、攻撃では時間を使うことが出来た。リードしていたが追いついてくることはわかっていたので最終的に止める事ができてよかった」
ジェイソン・ギャレットHCは36分53秒ボールを持ち続けた攻撃も勝因だったと明かした。
一方のブリーズは
「試合を通してリズムに乗ることが出来きなかった。シーズンを通して見ても大事な試合を落としてしまった」
勝利していれば早くもプレーオフ進出が決定する一戦だっただけに、残念そうに語った。
カウボーイズは昨年までのエースLBショーン・リーがハムストリングの負傷で第3週以降欠場しているが、第14週のイーグルス戦で復帰予定だ。絶好調のヴァンダーエスとポジションが被るためどのように共存するかは不明だが、守備力のさらなる向上に期待できるだろう。地区2位のレッドスキンズは6勝5敗。直接対決は第7週は17対20で敗戦、第12週は31対23と勝利しているため、プレーオフ進出の行方は残り4週に委ねられている。カウボーイズの2年ぶりのプレーオフ進出に期待だ。