学生ランキング上位12位までが出場できる全日本学生インドア。明大からは本倉健太郎(農2=岡山理大付)・丸山海斗主将(政経3=上宮)ペア、北本達己(商1=大和高田市立高田商)・齋藤大樹(商2=木更津総合)が出場した。しかし、両ペアとも1勝1…

 学生ランキング上位12位までが出場できる全日本学生インドア。明大からは本倉健太郎(農2=岡山理大付)・丸山海斗主将(政経3=上宮)ペア、北本達己(商1=大和高田市立高田商)・齋藤大樹(商2=木更津総合)が出場した。しかし、両ペアとも1勝1敗でブロック予選突破とはならなかった。

◆11・25 全日本学生選抜インドア選手権(小田原アリーナ)

▼男子の部

 本倉・丸山ペア――Cブロック敗退

 北本・齋藤ペア――Dブロック敗退

 本倉・丸山ペアのCブロックは全ペアがタイトルホルダーである今大会一番の激戦ブロック。1試合目は内本隆文・星野慎平ペア(早大)と対戦した。対戦回数も多く、特に内本は丸山の元ペアとだけあって、互いに手の内を知り尽くした相手。それに対し丸山は「自分のテニスでいつも通りできた」。相手のコースをしっかりと読み、コート全体をカバー。丸山の援護を受け、本倉も「最後まで打ち切れた」と強打の続くラリーでも確実にポイントを勝ち取った。ファイナルゲームでも焦りは見せず、ゲームカウント4―3で勝利した。しかし2試合目は関西学生インドア優勝の上岡俊介・三輪惇平ペア(同大)に本倉の強打が捕まり苦しい展開に。流れを呼び込めずゲームカウント2―4で敗れた。

 今年度の大会も残りわずか。これからのシーズン、中心となってくるインドアは大学に練習場所がなく調整が難しい。ゆえに着実な実力アップが勝利へつながる。前週の世界ジュニア選手権でも多くの収穫を得た本倉・丸山ペア。「今回の試合で感じたことを練習して勝てたらと思う」(丸山)。豊富な試合経験をアドバンテージに、次の関東学生インドアでリベンジを誓う。

[福田夏希]

試合後のコメント

丸山

――世界ジュニアでの収穫はありましたか。

 「国際大会に出る中での収穫はたくさんあったんですけど、やっぱり考え方も違うので。日本人は勝っている時には大事にいって負けている時には攻めて良いプレーが出る傾向なんですけど、海外の人は勝っている時でも変わらず思い切り来る選手が多かったので、そういうところは勉強なりました。ただ、大事に行けるところをもっと利用して戦い方を変えていければ良かったかなと思います」

――関東インドアに向けてどのように取り組みたいですか。

 「今回インドアで試合して、外とは違って我慢するところは我慢してというように戦術的にも変わってきたところがあって、今回の試合で感じたことを練習して勝てたらと思います。大学ではインドアの練習をするところがないのでコートでやっても意味がないし、ダブル前衛されたときの攻め方とかつなぎ方をもう一度再確認して、そちらへの対策を重視して行こうと思います」

本倉

――今日振り返っていかがでしょうか。

 「初戦は3―1から追い付かれたんですけど、勝ち切れて良かったです。2試合目の負けてしまった試合は、序盤、相手の前衛に僕がずっと取られていて、苦しい展開の中で最後までやられたなという感じです」

――早大のペアに勝った要因は何でしょうか。

 「丸山さんがしっかり相手の後衛の球を抑えてくれて、最後まで僕も打ち切れたので良かったと思います」