11月15日、男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)大会5日目。シングルスでは、4人ずつ「グーガ・クエルテン」「レイトン・ヒューイット」の2つに分かれて総当たりで戦うグ…

11月15日、男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)大会5日目。

シングルスでは、4人ずつ「グーガ・クエルテン」「レイトン・ヒューイット」の2つに分かれて総当たりで戦うグループステージ、本日は「レイトン・ヒューイット」の第3戦が行われる。

世界9位の錦織圭(日本/日清食品)が世界8位のドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する。今大会ここまで錦織はグループステージ1勝1敗、ティームは0勝2敗となっている。

両者は過去4度対戦しており、錦織の3勝1敗。ATP公式サイトによると、錦織はティームとの対戦について「彼は明らかに良い選手だ。だから、タフな試合になると確信しています」「確実にレベルを上げる必要がある」と話した。

錦織が決勝トーナメントに進出するための分かりやすいパターンは以下の2つ。

1.錦織がティームに勝利し、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)がロジャー・フェデラー(スイス)から1セット以上取得

2.錦織が1セット取得しつつティームに敗れるも、アンダーソンがフェデラーに勝利

他にゲーム取得率による突破のパターンはあるも、錦織は第2戦で0‐6、1‐6と大差で敗れたため厳しく、上記のパターンでの突破が現実的。

錦織は同大会3度目の決勝トーナメント進出に向け、自身が満足できるプレーで勝利を掴むことができるか注目だ。試合は日本時間15日23時ごろ開始予定。

一方で、世界3位のフェデラーは世界6位のアンダーソンと対戦する。

両者は過去5回対戦し、フェデラーの4勝1敗。直近の対戦は「ウィンブルドン」の準々決勝で、4時間14分の熱戦をアンダーソンが制した。今大会、第2戦で勝利しグループステージ1勝1敗と望みを繋いだフェデラー、グループステージ2連勝のアンダーソン、両者がどのような試合展開を見せるか注目だ。試合は日本時間16日午前5時ごろ開始予定。

ダブルスでは4組ずつ「ロドラ/サントロ」「ノウルズ/ネスター」の2つに分かれて総当たりで戦うグループステージ。本日は「ロドラ/サントロ」の第3戦が行われる。

ジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)は第2戦終了時点ですでに決勝トーナメント進出決定。もう一組はフアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)対レイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)の勝利ペアとなる。

同大会には、1年の終わりに年間獲得ポイントの高い上位8人(ダブルスは8組)が出場。4人(4組)ずつ2つのグループに分かれ総当たりで戦い、上位2人(2組)ずつが決勝トーナメントに進むというルールだ。◇   ◇   ◇

【11月15日の注目ドロー】

◆男子シングルス グループステージ「レイトン・ヒューイット」 第3戦

[6]ドミニク・ティーム(オーストリア)対 [7]錦織圭(日本/日清食品)

[2]ロジャー・フェデラー(スイス)対 [4]ケビン・アンダーソン(南アフリカ)

◆男子ダブルス グループステージ「ロドラ/サントロ」 第3戦

[2]フアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)対 [6]レイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)

[4]ジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)対 [9/Alt]ヘンリー・コンティネン(フィンランド)/ジョン・ピアース(オーストラリア)(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」での錦織

(Photo by Julian Finney/Getty Images)