男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」のグループステージ第2戦でケビン・アンダーソン(南アフリカ)にストレートで敗れた錦織圭(日本/日清食品)。なお、第1戦ではロジャー・フェデラー(スイス)をストレートで破っていた。錦織の第2戦…

男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」のグループステージ第2戦でケビン・アンダーソン(南アフリカ)にストレートで敗れた錦織圭(日本/日清食品)。なお、第1戦ではロジャー・フェデラー(スイス)をストレートで破っていた。

錦織の第2戦終了後「日本一熱い男」として知られる松岡修造さんが自身のブログを更新。第2戦までの錦織のプレーを分析、そして第3戦で大事になってくるポイントについてつづっている。

松岡さんは、錦織にプレーについて「実は、初戦のフェデラーには勝利したが、本来の圭のテニスをしていたわけではなかった。サーブアンドボレー、浅いボールは直ぐにアタック。超攻撃テニスをした。そこには、錦織選手が大事にしているリズムというものがなかった。そして、そのリズムを取り戻せないまま、今人生で一番いいテニスをしているアンダーソンに対して、完全に自分を失ったのだ」と分析している。

第3戦では、決勝トーナメント進出に望みをかけドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する錦織。なお、両者は5度目の対戦となり戦績は錦織が3勝1敗で勝ち越している。

次戦について松岡さんは「今大事なのは、次の戦いであるティーム戦。錦織選手が試合で一番ほしいもの、、、それがリズム。ティームとはリズムがつくれる!守備型のテニスをするティームが相手であれば、しっかりとストロークのラリーで圭が試合をコントロールできるのだ」と熱いアドバイスを送った。

直近の対ティーム戦である10月の「ATP500 ウィーン」準々決勝では優位に試合を展開し、6-3、6-1とストレートで勝利していた錦織。第3戦で、リズムを掴み見事勝利なるか期待がかかる。両者の試合は日本時間15日の23時以降に開始予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」第2戦での錦織

(photo by John Patrick Fletcher/Action Plus via Getty Images)