1日目は、悪天候が心配され早朝は雨天だったが、朝の公式練習の時間には雨はほぼあがっていた。ただ、一日をとおして南からの風が強く選手たちを悩ませた。2日目は、朝は冷え込んだものの日中は暖かい日差しに恵まれ、風もほとんどなく絶好のテニス日和と…

 1日目は、悪天候が心配され早朝は雨天だったが、朝の公式練習の時間には雨はほぼあがっていた。ただ、一日をとおして南からの風が強く選手たちを悩ませた。2日目は、朝は冷え込んだものの日中は暖かい日差しに恵まれ、風もほとんどなく絶好のテニス日和となった。

 男子は、1位松商学園、2位敦賀気比、3位東京学館新潟、4位富山第一という結果になった。松商学園は、9人中7人が1年生で経験不足が心配されたが、結果的には他チームを寄せ付けない強さを見せての優勝だった。全体をとおして特に好試合だったのが、3~4位決定戦の1回戦(勝てばベスト4、負ければ5~6位決定戦という試合)、北陸vs富山第一の対戦だった。3面展開で行われた試合。S1とD1が富山第一、S2を北陸が取って2-1。その後に入ったD2、S3ともに北陸がリードしつつ試合が進み、S3は北陸が取って対戦成績は2-2。しかし、そこから富山第一のD2が驚異的な粘りを見せて5-5に。結果的にD2が7-5で逆勝ちし、富山第一が対戦成績3-2で勝利した。

 女子は、1位松商学園、2位仁愛女子、3位富山国際大附属、4位新潟第一という結果になった。女子決勝の松商学園の勝利は、S1松山の活躍によるところが大きい。3面展開で行われた試合で、最初にD1が圧勝。次にS2が勝利。しかし、S1松山は前半から相手にリードを許す苦しい展開。しかし、中盤から少しずつリードを縮め6-6まで追いつくと、タイブレークに入ってからは一進一退互角の戦いとなった。最後はタイブレークを9-7で制して松山が劇的な勝利を遂げ、対戦成績3-0で優勝を果たした。

 長野県松本市の開催で、地元の松商学園がアベック優勝でき、長野県勢として最高の結果に終わった。北信越地区1位の結果を誇りに、男女とも全国大会での上位進出を目指して頑張ってほしい。

長野県高等学校体育連盟テニス専門部

委員長 赤塩 仁

※写真は全国選抜高校テニス大会北信越地区大会の会場(©全国選抜高校テニス大会実行委員会)