最初の10分で試合が決まった。留学生を擁する大東大との対戦。インサイドを意識しすぎるあまり、外からのシュートに対応できなかった。第1クオーター(Q)の時点で3―28。その差は縮められず52ー85と大差で敗北。中と外の多彩な攻撃に手も足も出な…

最初の10分で試合が決まった。留学生を擁する大東大との対戦。インサイドを意識しすぎるあまり、外からのシュートに対応できなかった。第1クオーター(Q)の時点で3―28。その差は縮められず52ー85と大差で敗北。中と外の多彩な攻撃に手も足も出なかった。

▼8・25~11・11 第94回関東大学1部リーグ戦(駒沢屋内球技場他)

◆11・10 対大東大2回戦(青学大相模原体育館)

明大52{3―28、18―20、16―19、15―18}85大東大◯ 

 スターターは、PG渡辺翔太(政経2=宇都宮工)、SG綱井勇介(文4=大阪学院)、SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF森山修斗(政経4=瀬田工)、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。

 ディフェンスの穴を完全に突かれた。2メートル越えの留学生を抑えられるかがカギとなった今試合。インサイドに対して果敢にダブルチームを仕掛けたが「インサイドに集中しすぎた」(渡辺)。中から外に出たパスへの対応が遅れ、相手をノーマークに。第1Qだけで3Pシュートを6本も決められ、25点差を付けられる。完全に勢いをなくしてしまい、第2、第3Qでも詰め寄ることはできなかった。37―67で迎えた第4Qでは控えの選手を投入。リーグ戦ではプレータイムを伸ばしていなかった常田耕平(政経1=正智深谷)や戸堀春輝(営1=国学院久我山)がフレッシュな活躍を見せた。それでも結果は52―85。本来の実力を発揮できないままコートを去った。

チームの雰囲気を何とか変えたい。「今日のままだと、明日も流れを持っていかれてしまう」(渡辺)。現在、自動降格圏内の中大との勝敗数の差はたったの1。1部残留のためには、最終戦での白星が何としても欲しい。残る1戦は拓大戦。気持ちをリセットし、チーム全員で土壇場をくぐり抜ける。

[大橋未来]

試合後のコメント

今川

――大東大と一番差を感じた部分はどこですか。

 「チームでやることを明確にしているかどうかです。僕らがゾーンをしたことに対しても相手はやることをしっかりチームでやっていて、ミスしても次もう一回やろうっていうのができていました。コートに出ている5人がどれだけチームで練習したことをやるか、指示があったことをやるかっていうのが1番の差だと思います」

渡辺

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「第1Qがひどかったです。相手の3Pシュートが入ったこともあるんですけど、キャッチアップミスとかでどんどん打たれてしまい、気持ちよく打たせてしまったことが、第1Qの悪いところかなと思います」

常田

――第4Qのご自身のプレーを振り返っていかがでしたか。

 「ベンチメンバーはいつでも出たいって気持ちですし、今ここで自分が出てみたいとか、ここなら自分はこうできるとか思いながら試合を見ているので、こういう形でチャンスをもらっているプレーヤーは、みんな伸び伸びプレーして、ハッスルできるので、そこは来年にもつなげたいです。ハッスルしたり、ディフェンス前から付いたり、速攻で走ったりだとか簡単なこと、若いからできることを頑張ってやりたいです」