「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)の大会3日目、男子シングルス2回戦で世界46位のアドリアン・マナリノ(フランス)を7-5、6-4で破り、3回戦進出を果たした第10シードの錦織圭(日本/日…

「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)の大会3日目、男子シングルス2回戦で世界46位のアドリアン・マナリノ(フランス)を7-5、6-4で破り、3回戦進出を果たした第10シードの錦織圭(日本/日清食品)が試合後のインタビューに答えた。

試合を振り返って錦織は「初めての対戦だったのに加えて、彼のバックハンドがすごくフラットで低く、跳ねないバウンドでした。このコートが例年よりも速くて滑るボールだったので、自分から攻めていくのがなかなか難しかったですね」と語った。

また、今日の自身の課題について聞かれた錦織は「リターンがいつもよりも入ってなかったですね。相手が左利きでスライドするので難しいサーブではありましたが、もう少しサーブとリターンがしっかり安定してくれば、自然とストロークも良くなってきます。今日に関して言えば、もうちょっとリターンが入っていれば、もう少しスムーズに進んだのかなと思います」と冷静に答えた。

そして気になる最終戦については「とりあえず今週頑張って。どうなるかは今週終わってみないと分からないので。しっかりこの大会を、最後になるかもしれないので一生懸命頑張りたいと思います」と、まずはこの大会に全てを注ぐという気持ちを語った。

マナリノを快勝で破った錦織は、3回戦でケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。アンダーソンはニコラス・バシラシビリ(ジョージア)をフルセットの末に破っての勝ち上がり。また、アンダーソンとはつい先日「ATP500 ウィーン」の決勝で戦い、敗れたばかり。1週間も経たないうちの再戦となるが、錦織がリベンジを果たし、最終戦に向けてさらに勝ち上がることができるのか、期待がかかる。

試合は日本時間の11月2日午前4時30分以降に開始予定。テニスデイリーでは、サイト上で試合速報とハイライト動画の配信を無料で行う予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」2回戦でコートに向かう錦織圭

(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)