「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)の大会3日目、世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)が膝の故障で途中棄権した「全米オープン」準決勝以来、2ヶ月ぶりの試合に臨む予定だったが、腹…

「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)の大会3日目、世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)が膝の故障で途中棄権した「全米オープン」準決勝以来、2ヶ月ぶりの試合に臨む予定だったが、腹部の怪我により急遽欠場を発表した。

ATP公式サイトによると記者会見でナダルは「ここパリで数日練習してとても良い時間を過ごしていた。練習を楽しんでいたし、テニスのレベルも1週間前より良くなっていると感じていたんだ」と膝の調子も上がってきていたことを話した。

しかし「ここ何日か、特にサーブをするときに腹部に痛みを感じていた」「ドクターに診てもらったところ、プレーするのは止めておいた方がいいと言われた」「もしプレーすれば悪化し、大怪我になる可能性がある。それは本当に避けたい」と欠場の理由を話した。

ツアー最終戦となる「Nitto ATPファイナルズ」に出場するかという質問についても、「もちろん、ロンドンでプレーしたい」と言いつつも「わからない。本当にすまないが今は答えることができないんだ」と明言を避けている。

またナダルの「ATP1000 パリ」欠場により、翌週発表される最新の世界ランキングで、現在世界2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、一昨年の10月末以来2年ぶりに1位に返り咲くことが確定している。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」の記者会見でのナダル

(Photo by Aurelien Meunier/Getty Images)