全日本に向けて最後の戦いが始まった。明大からは男子全6人が出場している今大会。梶田健登(政経4=明大中野)がショートプログラム(SP)で1位につけ最高のスタートを切った。◆10・25~28 東日本選手権(テクノルアイスパーク八戸)頂点へ向け…

全日本に向けて最後の戦いが始まった。明大からは男子全6人が出場している今大会。梶田健登(政経4=明大中野)がショートプログラム(SP)で1位につけ最高のスタートを切った。

◆10・25~28 東日本選手権(テクノルアイスパーク八戸)



頂点へ向けて堂々の演技となった。東京選手権は調子が上がらず12位に低迷していた梶田。それから3週間程で10点以上も点数を伸ばし、成長を見せつけた。今回は冒頭のコンビネーションジャンプに始まり、計3回のジャンプを全て大きなミスなく成功させ、修正力が光った。さらに自身の武器であるスケーティングや表現力でも「点数で評価して頂いた」(梶田)と納得の表情。勢いそのままにフリースケーティング(FS)でも躍動する。

 一方で全日本をかけた熾烈(しれつ)な争いは続く。男子シニアの全日本選手権出場枠は8枠。明大勢は7位に中野耀司(営3=横浜創英)、9位に山藤一悟(政経1=岩見智翠館)、主将・佐上凌(商4=武蔵野)は10位、11位の鎌田英嗣(営4=獨協)と続く。5位から11までで4.64点差とまだまだ分からない。明日のFS次第では13位の鎌田詩温(商3=札幌一)を含めた明大全員にチャンスがある。自分たちの演技で、6人一緒に全日本へ乗り込みたい。

[中野拓土]

試合後のコメント

佐上

――本日の演技を振り返っていかがですか。

「最初のアクセルを失敗しましたけれど、練習の時でも失敗してからのジャンプを決めることをやってきたので、そこは良かったです。スピンが1つ0点で、ずっとかなりスピンを練習してきたので、3点のミスは大きく響いてくるので、そこはちょっともったいなかったです。また明日頑張りたいと思います」

梶田

――今日の振り返りをお願いします。

  「できることは全部出してまとめられたのでよかったですけど、まだスケーティングとかでもうちょっと抑えられたなという感じです。氷を踏み込める余地がまだあったのでそこが課題なのと、もう一つ、スピンのレベルが取れなかったのでまだまだ改善の余地はあるなという感じです」

――ジャンプ以外の要素はどうでしたか。

  「ジャンプ以外のスケーティングとか表現とか滑りとかは一つ自分の武器というか、仮にジャンプで失敗したり、難易度が他の人より劣っていてもその部分で巻き返せるっていう自信があったので点数という形で評価して頂いたりしてある種自信にもなったし、そこにまたジャンプが乗っかればまた一つ差をつけられると思います」