「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)で2回戦進出を決めた錦織圭(日本/日清食品)。ATP公式サイトによると「このレベルに戻って来られて嬉しいです」と思いを話した。今年故障から復帰し、1月…

「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)で2回戦進出を決めた錦織圭(日本/日清食品)。ATP公式サイトによると「このレベルに戻って来られて嬉しいです」と思いを話した。

今年故障から復帰し、1月には下部大会であるチャレンジャー大会で今シーズンを開始した錦織。今では年間上位8位選手だけが出場できるツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を争う位置にまで戻ってきている。

錦織は今の状況について「(ここまで戻せるとは)なかなか想像していませんでした。この2~3ヶ月は特に、本当にうまくプレーが出来ていてとても自信があります。このレベルに戻って来られて嬉しいです」と率直に語った。

錦織は2017年右手首の故障でツアー離脱をした後のオフシーズン、サービスのフォームの改良を行った。その事については「あまり手首を使わないようにしなければならなかった。私はコーチと話し合い、いくつかの変更をしました。より良い動きで、より良いスイングで、それはうまくいっていると思います」と手応えを掴んでいるようだ。

今大会1回戦では、期待の若手・世界45位フランシス・ティアフォー(アメリカ)を7-6(3)、5-7、6-2のフルセットで制しての勝利。2回戦は、カレン・ハチャノフ(ロシア)とデニス・ノバク(オーストリア)の勝者と対戦予定だ。

ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を争うレースランキングでは錦織が現在10位につけているが、9位のジョン・イズナー(アメリカ)、8位のドミニク・ティーム(オーストリア)も同じ大会に出場中。いずれの選手も2回戦進出を決めた。

復帰シーズンとして、まだまだ身体の状態には気を付けてもらいたい錦織だが、熾烈な最終戦出場権争いからも目が離せない。(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での錦織

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)