■「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)男子シングルス1回戦、第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界45位のフランシス・ティアフォー(アメリカ)に7-6(3)、5-7、6-2で勝利。期…

■「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)

男子シングルス1回戦、第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界45位のフランシス・ティアフォー(アメリカ)に7-6(3)、5-7、6-2で勝利。期待の若手を制し、2回戦進出を決めた。

第1セット、タイブレークをものにした錦織がセットを先取。しかし、第2セットはリードするも終盤で逆転を許しセットを落とした。そして第3セットは、先にブレークに成功した錦織がリードを保って勝利した。

第1シードの地元ドミニク・ティーム(オーストリア)は予選勝者で世界134位のルベン・ビーママンズ(ベルギー)に7-5、7-6(5)とストレート勝利。第4シードのジョン・イズナー(アメリカ)は世界85位のキャメロン・ノリー(イギリス)に6(1)-7、6-4、7-6(7)で勝利した。イズナーは第2セット終了後にメディカルタイムアウトを取る場面もあった。

シーズン最後に年間の上位8選手で競う「Nitto ATPファイナルズ」の出場権をかけたレースランキングで、熾烈な争いを続けている10位の錦織、9位のイズナー、8位のティーム。それぞれ2回戦進出を決めた。

■「ATP500 バーゼル」(スイス・バーゼル/10月22~28日/室内ハードコート)

男子シングルス1回戦、前年優勝者のロジャー・フェデラー(スイス)が世界35位のフィリップ・クライノビッチ(セルビア)に6-2、4-6、6-4で勝利し、2回戦進出を決めた。

勝利したフェデラーだが、ファーストサーブの成功率は47%。アンフォーストエラーは38本、なかでもフォアハンドのエラーが23本と精彩を欠いた試合となった。

予選勝者で世界74位のダニエル太郎(日本/エイブル)は世界43位のアンドレアス・セッピ(イタリア)に0-6、4-6で敗れた。直前の「イントゥルム・ストックホルム・オープン」に続き、残念ながら2大会連続の初戦敗退となった。

■「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(シンガポール/10月21~28日/室内ハードコート)

年間のレースランキング上位8人の女子選手たちが競い合う、シーズン最終戦。4人ずつ「レッドグループ」「ホワイトグループ」の2つに分かれて総当たりで戦うグループステージ、3日目は「ホワイトグループ」の第2戦が行われた。

前年のWTAファイナルズ優勝者で世界3位のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が世界5位のペトラ・クビトバ(チェコ)に7-5、3-6、6-2とフルセットの末勝利。世界7位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は世界8位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)に6-3、2-6、6-3で勝利した。

■ホワイトグループ第2戦までの戦績

[6]エリナ・スビトリーナ(ウクライナ) 2勝0敗

[2]カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク) 1勝1敗

[7]カロリーナ・プリスコバ(チェコ) 1勝1敗

[4]ペトラ・クビトバ(チェコ) 0勝2敗◇   ◇   ◇

【10月23日 主な試合結果】

◆「ATP500 ウィーン」

男子シングルス1回戦

〇[5]錦織圭(日本/日清食品)7-6(3)、5-7、6-2 ●フランシス・ティアフォー(アメリカ)

〇[1]ドミニク・ティーム(オーストリア)7-5、7-6(5) ●[Q]ルベン・ビーママンズ(ベルギー)

〇[4]ジョン・イズナー(アメリカ)6(1)-7、6-4、7-6(7) ●[LL]キャメロン・ノリー(イギリス)

◆「ATP500 バーゼル」

男子シングルス1回戦

〇[1]ロジャー・フェデラー(スイス)6-2、4-6、6-4 ●フィリップ・クライノビッチ(セルビア)

〇アンドレアス・セッピ(イタリア)6-0、6-4 ●[Q]ダニエル太郎(日本/エイブル)

◆「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」

女子シングルス グループステージ「ホワイトグループ」第2戦

〇[2]カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)7-5、3-6、6-2 ●[4]ペトラ・クビトバ(チェコ)

〇[6]エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)6-3、2-6、6-3 ●[7]カロリーナ・プリスコバ(チェコ)(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 上海」での錦織

(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)