女子ツアー1年間で最後の祭典「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」（シンガポール／10月21～28日／室内ハードコート）の大会2日目。「レッドグループ」初戦で、世界ランキング6位のスローン・スティーブンス（アメリカ）にフルセッ…

女子ツアー1年間で最後の祭典「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」（シンガポール／10月21～28日／室内ハードコート）の大会2日目。「レッドグループ」初戦で、世界ランキング6位のスローン・スティーブンス（アメリカ）にフルセットの末、惜しくも敗れた世界4位の大坂なおみ（日本／日清食品）。

WTA公式サイトによれば、試合後に大坂は「負けてもまだ頑張ることができるのは素敵なことだと思います。その点でこの大会は本当に特別なんだと思います。失敗から学んで、それを次からの試合に活かすチャンスがあるのは本当にいいことです」と話した。

なお、ファイナルズのシングルスに出場する8選手は4人ずつの2グループに分かれ、総当たりのリーグ戦で1人3試合を戦い、各グループの1・2位が準決勝に進出というルール。

また大坂は「いつもは負けたら『これをやっておけば試合の結果が変わったかもしれない』と思い当たる点がありますが、今回後悔は全然ありません。今回の試合はとても難しい戦いでした。彼女はとてもいいテニスをしましたし、勝利に値するプレーだったと思います」と対戦を振り返り、スティーブンスを称えた。

そして大会4日目の24日には、「レッドグループ」第2戦で世界2位のアンジェリック・ケルバー（ドイツ）と対戦する予定の大坂。両者は過去4回対戦していて、大坂の1勝3敗となっている。

対戦相手について「ケルバーとはもう1億回ぐらい試合してます」と大坂は笑って話す。その後ちゃんと、自分は「ケルバー専門家」ではないと訂正する場面も。そして「彼女はグランドスラム・チャンピオン。すごい試合をするはずです。難しい試合になるということは覚悟しておかないといけないと思っています」と警戒した。

最後は「このレベルのこの大会では、みんな本当に上手だし、みんな勝つつもりで戦っています。だからわたしは、毎試合大変な試合になることを覚悟して臨むつもりです」と大会への意気込みを語った。（テニスデイリー編集部）

※写真は「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」での大坂なおみ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)