スポーツコメンテーターの山本昌氏が5日、ツイッターの#BlueRoomでQ&Aを行った。野球に関することから、全く関係ないものまで、質問ツイートの内容は様々。“レジェンド左腕”は今年のプロ野球で話題となっているコリジョンルールもバッサリと切…

スポーツコメンテーターの山本昌氏が5日、ツイッターの#BlueRoomでQ&Aを行った。野球に関することから、全く関係ないものまで、質問ツイートの内容は様々。“レジェンド左腕”は今年のプロ野球で話題となっているコリジョンルールもバッサリと切るなど、的確に質問に答えていった。

■ツイッターのQ&Aに登場、現行コリジョンは「スカスカのルール」

 スポーツコメンテーターの山本昌氏が5日、ツイッターの#BlueRoomでQ&Aを行った。野球に関することから、全く関係ないものまで、質問ツイートの内容は様々。“レジェンド左腕”は今年のプロ野球で話題となっているコリジョンルールもバッサリと切るなど、的確に質問に答えていった。

 山本氏は中日で32年間、現役としてプレーし、昨季限りで引退。通算581試合に登板し、219勝165敗、防御率3.45の成績を残した。NPB最年長勝利記録(49歳25日)や、NPB史上初となる50歳(57日)での公式戦出場など数々の記録を樹立。引退後はスポーツコメンテーターとして活動しており、わかりやすい解説には定評がある。

 山本氏は今季から導入されたコリジョンルールについて聞かれると、「今年から導入されましたけど、ちょっとスカスカなルールだったかなと、突っ込みどころ満載かなと思いますよね」と指摘。さらに「タッチなんかもやり方が変わってますし、かなり走者に有利。もうちょっと考えてやらないと、これは本当に野球がつまらなくなると私は思いますので、今回のルール改正、私は楽しみにしてます」と話した。

 また、同じように今季の球界の話題をさらっているヤクルト山田についても言及。昨季、トリプルスリーを達成した23歳は打率、本塁打、打点、盗塁でリーグトップに立つなど、さらなる進化を見せている。

 その山田の抑え方を聞かれると、「小さい体であの飛距離、スイングスピード、素晴らしいですよね。私も『抑え方を教えてくれ』と言われますけど、抑えてないんです。多分、7打数4安打なんです」と“告白”。その上で「偉そうなことは言えませんけど、あるとしたらアウトコース低めですね。インコースを捌くのはうまいですし、『アウトコースの低めに良いボール投げる』。これが一番の攻略法かな。なぜかというと、ホームランがすべてレフト方向なんですよね」と具体的に説明した。

■三浦には「200勝まで是非やってほしい」、今後へ「野球界に経験を還元したい」

 また、自身の引退後、球界最年長選手となったDeNA三浦には熱いエールも。今季初登板が決まったとも報じられている“番長“との間にエピソードがあるかを聞かれ、「番長とは、昭和40年会と48年会というのをずっとやってますけど、私も出席率高いですけど、彼も必ず来てくれるんですよね。だから1年に1回必ずたくさん話しをするんです」と明かした。さらに、「200勝まで是非いってほしい。まだまだ投げられますし、ここで諦めてほしくない。毎回、彼に会うと、この話をします。50(歳)まで頑張れと言ってます」と力説。三浦は現在、通算172勝(181敗)。“レジェンド”の期待に応え、偉業達成はなるだろうか。

 また、元投手として独自の理論も披露している。「左ピッチャーのほうが球速が出ないのはなぜでしょうか?」の質問に「そういうふうによく言われますけどねぇ。昔はね、心臓がこっちにあるから空洞があるから、と言われたりしてましたけど、私は単純に数が少ないからと思いますけどね」と即答。「右と左の優劣というのは、私はスピードに関してはないと(思う)。たまたま右投手のほうが数が多いので、確率が高い、左投手も素晴らしいスピードのボールを投げる投手がたくさんいますので、わからないと思います」と付け加えた。

 野球とは関係ない質問も多く集まった。中には、山本氏の趣味についてのものも。山本氏がラジコン好きであることは有名。そのラジコンの魅力について問われ「とにかく自分の思うままに動かせるようになることが1つ」と答えた。「健康的ですよね。野球選手ってけっこう暇になるとパチンコとかやる人いるんですけど、パチンコよりはラジコンしたほうが。あとは仲間と楽しくできますから。レースなんかもできますから、そういう意味では趣味としてオススメです」と、こちらも力説した。

 この他にも、多くの質問に丁寧に答えていった山本氏。「今、あるいはこれからの人生で、一番『チャレンジしてみたい』と思うことは何ですか?」との問いには、以下のように答えた。

「まず一番はもう1度、野球界に経験を還元していきたいというのがありますから。今、一生懸命、野球の勉強をしています。そして全体的に見て、次のプレーがポンポン出てきたら、準備できたかなと思うので。もう1度、ユニホームを着てやるのが夢ですね」

 再びユニホームに袖を通す日は、遠くない未来にやってきそうだ。