女子ツアー1年間で最後の祭典「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(シンガポール/10月21~28日/室内ハードコート)の大会2日目。「レッドグループ」初戦で、世界ランキング4位の大坂なおみ(日本/日清食品)が6位のスローン・…

女子ツアー1年間で最後の祭典「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(シンガポール/10月21~28日/室内ハードコート)の大会2日目。「レッドグループ」初戦で、世界ランキング4位の大坂なおみ(日本/日清食品)が6位のスローン・スティーブンス(アメリカ)と対戦。第1セットは大坂が5-7で落とした。

年間のレースランキング上位8人の女子選手たちが競い合う、このシーズン最終戦。4人ずつ「レッドグループ」「ホワイトグループ」の2つに分かれ総当たりで戦い、成績上位2名ずつが準決勝のトーナメントに進出することになる。

大坂はスティーブンスと過去1度対戦していて、その時は大坂が敗れている。また、大坂とスティーブンスといえば新旧「全米オープン」覇者。大坂は2018年に見事グランドスラム初優勝し、その前年2017年にはスティーブンスがグランドスラム初優勝だった。

大坂は大会前には「圧倒されたくないと思っています」「その瞬間まで、どう感じるかは誰もわかりません。ただ良いプレーができて、神経質になることがないようにとだけ願っています」と話していた。大坂は初出場となる同大会で好スタートを切れるか注目だ。

試合は大坂のサービスゲームから始まった。大坂は立ち上がりにいきなりブレークを喫したが、直後のゲームにすかさずブレークバック。

ところが第7ゲームで、再びブレークを喫しゲームカウント3-4に。すると大坂はオンコートコーチングを要求、サーシャ・バジンコーチに「相手のセカンドサービスの時にもっと攻めていこう。バックハンドの姿勢が良すぎるから、前傾姿勢で打とう。自分のリズムを見つけているところだが、次の試合もあるからそんなに焦らなくてもいい」とアドバイスを受けた。

するとこのアドバイスは効果てき面、直後のリターンゲームで相手のセカンドサービスを攻撃的なバックハンドで攻め立てた。相手のダブルフォルト2本もあり今度もブレークバックに成功。

それでも第11ゲームに少しリズムが合わないところをブレークされた大坂。直後の相手のサービング・フォー・ザ・セットで今度はブレークバックすることができず、第1セットは奪われた。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチで、現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」での大坂なおみ

(Photo by Fred Lee/Getty Images)