2年ぶりに全国の頂点に立った。年間で最も大きい大会である全日本学生選手権。女子はAR(エアライフル)とSBR(スモールボアライフル)両種目の団体優勝を果たし、総合優勝を決めた。男子は4位に終わった。◆10・18~21 全日本学生…

 2年ぶりに全国の頂点に立った。年間で最も大きい大会である全日本学生選手権。女子はAR(エアライフル)とSBR(スモールボアライフル)両種目の団体優勝を果たし、総合優勝を決めた。男子は4位に終わった。

◆10・18~21 全日本学生選手権(長瀞総合射撃場)

▼男子総合

 明大――4位

▼女子総合

 明大――1位

[男子]

 表彰台には一歩届かなかった。石田裕一主将(法4=金沢辰巳丘)を中心に優勝を狙ったが、惜しくも4位にとどまった。それでも明るい材料は多い。2年生の浅井優汰(法2=竜ヶ崎第一)は王者・日大の選手と互角に渡り合い、SBR三姿勢で7位入賞を果たした。他にも多くの選手が経験を積み「来年を任せられる選手が出てきた」と石田。悲願の男女アベック優勝の夢は後輩たちに引き継がれた。

[女子]

 全員で栄冠をつかんだ。レギュラーのほとんどが下級生で臨んだ今大会。2種目で団体戦に出場した髙橋佳伶(国際2=山形県立南陽)を含め、多くの選手が上位8人のみ進むファイナルに残る活躍を見せた。唯一の4年生である劉炫慈(商4=日大櫻丘)もSBRでチーム最高得点を記録。レギュラー外の選手も積極的にサポートに回った。「実力を出し切ってくれた」(佐橋朋木監督)。1年間の締めくくりを最高の形で飾った。

[楠大輝]

試合後のコメント

佐橋監督

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

  「女子は全員が自分の実力を出せば優勝できると思っていました。男子は最初から苦しい戦いだと思っていたのですが、チームづくりが途上だったのかなと。来年を見越してチームをつくっていきたいと思っています」

小林尚朗部長

――1年間振り返っていかがでしたか。

 「前期から厳しい試合が多くて、競技だけでなくその他の所でも難しい所が続いていたのですが、最後の全日本に向けて上がり調子でやってこられたので、とても良かったと思います」

石田

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「自分個人の結果は本当に悔しい結果になってしまったのですが、チームとしてはいい試合になったのではと思います。特に女子が完全優勝してくれたのが良かったです。後悔はしていないです」

――今大会振り返っていかがでしょうか。

 「4年間で一番プレッシャーを感じた試合でしたけど、一番有終の美というか集大成を飾れた試合じゃないかなと思います。来年もぜひ連覇して欲しいですし(3年後の)100周年は男女アベック優勝をしてほしいです」