大会前は「1回か2回勝てるかな?」という感じだったというノーシードでジュニアランキング262位の齋藤惠佑が、数字を超える圧倒的な強さを見せた。相手は第2シードの中国のブ・ユンチャオケテ。身体も大きくパワーもある相手に対してラリーでペースを作…

大会前は「1回か2回勝てるかな?」という感じだったというノーシードでジュニアランキング262位の齋藤惠佑が、数字を超える圧倒的な強さを見せた。

相手は第2シードの中国のブ・ユンチャオケテ。身体も大きくパワーもある相手に対してラリーでペースを作り、第1セットを7-5で奪うと、相手のメンタルが崩壊しかけたところにたたみかけるような攻撃を見せ、6-0で優勝を手にした。

「正直まだ実感がない」と言う齋藤の無欲の勝利。来年はグランドスラムジュニアに出たいという彼の前に、道が開ける大きな勝利となった。

女子はデンマークの15歳、クララ・タウソンがジェン・チンウェンを6-1、6-0のスコア、試合時間わずか47分という圧勝劇を見せる。

ユースオリンピックではなく、この大会を選択したのは、翌週中国で開催されるジュニアマスターズ出場のため。この勝利をステップに、笑顔で中国へと向かった。

10月15日~10月21日

大阪・ITC靱テニスセンター(©スマッシュ)

※写真は大会の様子

(©スマッシュ)