10月21日、東京六大学野球秋季リーグ第7週2日目が行われ、第1試合は法大が東大に8対2で連勝し4点目の勝ち点を獲得。優勝に望みを繋いだ。一方、東大は4年ぶりに年間未勝利でシーズンを終えたが、来季に向けて新戦力の台頭や既存戦力の底上げが見られた。

梅山遼太外野手は四日市高校から東大に現役合格し理科I類/理学部地球惑星環境学科内定の2年生。俊足と「差し込まれず引っ張ることを意識しています」と話す打撃が持ち味だ。176m68kg。右投左打。


次週の早慶戦を前に、少しでも優勝の可能性を高めておきたい法大が、1番の宇草孔基内野手(3年・常総学院)の機動力を生かした攻撃などで序盤から主導権を握ると、最後まで試合を優位に進めて快勝でシーズンを終えた。

一方、東大は宮台康平投手(日本ハム)ら昨年の4年生が抜けて、春季リーグから厳しい戦いが続き、今年はリーグ戦で白星を挙げることはできなかった。浜田一志監督は「勝利に導けず4年生に申し訳ないです。不完全燃焼のシーズンでした」と悔しそうに話した。それでも「小林がエースとしての自覚が出てきましたし(2年生野手の)笠原、梅山、武隈が台頭してきました」と収穫を口にした。
中でも今日はリーグ戦で初めて1番に起用された梅山遼太外野手(2年・四日市)が、初回に先頭打者としてセンター前安打を放つと、6回にはドラフト候補左腕の森田駿哉投手(4年・富山商)からライトオーバーの適時二塁打を放ってチームに反撃の狼煙を上げさせた。浜田監督は「足も速いですし、深く物事を考えない性格が今は上手くいっています」と評価し、「どうしてもいろいろと考えるようになって落ち込む時期はくると思うので、そこからはい上がれたら本物ですね」と手厳しくも期待を明かした。

また梅山自身は「レギュラーに定着して、勝ち点に導いていけるようなリードオフマンになりたいです」と今後の目標を話し、そのためにも華奢な体格から5kgは増量をしたいのだという。
「先制することができたり、先制されてもベンチの雰囲気が良い」と、積み上げてきたことの継承には浜田監督も手応えを示している。そして来年も引き続き“勝ちたきゃ食え”を継続し、ベンチ入り(25名)全選手の体重を「2トンにしたいです」と、さらなる肉体改造へ意欲を示した。

2点目のタイムリーを放ち、笑顔を見せる笠原健吾内野手(2年・湘南)


◎法政大vs東京大2回戦
法大 150000110=8
東大 000002000=2
【法】○高田、森田、河野太、新井、菅野−中村浩
【東】●有坂、宮本、小林大−三鍋

文・写真=高木遊