現在世界3位で、元世界1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が2018年シーズンを共に過ごしてきたコーチとのチームを解消する。WTA(女子テニス協会)公式サイトなどで明らかになった。今年、ケルバーは「シドニー国際」で優勝し、続いて出場した…

現在世界3位で、元世界1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が2018年シーズンを共に過ごしてきたコーチとのチームを解消する。WTA(女子テニス協会)公式サイトなどで明らかになった。

今年、ケルバーは「シドニー国際」で優勝し、続いて出場した「全豪オープン」でも準々決勝に進出するなど年初から10連勝を記録。

その後もコンスタントに上位に進出する中で「全仏オープン」では準々決勝まで勝ち上がり、同選手は「ウィンブルドン」で優勝し、自身3度目となるグランドスラムのタイトルを獲得した。

ケルバーの世界ランキングも年初では21位だったところ3位にまで返り咲いていた。

他方で昨シーズンとなる2017年はケルバーにとっては、成績の振るわない1年だったもので、グランドスラムで2度優勝して10位から1位にランキングを引き上げた2016年とは大きく異なっていた。

その中でケルバーは2017年10月にフィセッテコーチをチームに迎えて2018年の実りの多いシーズンを送ってきていたが、今回そのチームを解消を決断。解消の理由を、今後の協力関係に関して意見の相違があったためとケルバーのマネジメントは発表している。

WTA公式サイトによれば、ケルバーは「BNP パリバ WTAファイナルズ」(シンガポール/10月21日~28日/室内ハードコート)への出場を決めているが、コーチ不在で同大会に臨む予定だという。また、ケルバーが次のコーチを決めるのは同大会の後になる見通しだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「チャイナ・オープン」で会見に臨むケルバー

(Photo by VCG/VCG via Getty Images)