今季2度目の山場となる関東大会。明大からは渡邉はるか主将(理工4=東京都立西)、石川萌子(農4=湘南白百合学園)の2選手がエントリーした。個人では渡邉が総合6位の好成績をマーク。さらに団体としても5位入賞を果たし、見事3月に控える全国大会…

 今季2度目の山場となる関東大会。明大からは渡邉はるか主将(理工4=東京都立西)、石川萌子(農4=湘南白百合学園)の2選手がエントリーした。個人では渡邉が総合6位の好成績をマーク。さらに団体としても5位入賞を果たし、見事3月に控える全国大会への切符を獲得した。

◆10・9~14 関東学生グライダー競技会(妻沼滑空場)

▼明大――5位

 

 少ない好機をモノにした。常に気象との闘いでもあるグライダー競技。今大会も天候不順により大会3日目、4日目がノーコンテスト、5日目と最終日は全大学が無得点という形で終わった。そのような限られた日数での戦いではあったが、渡邉は1日目と2日目に見事ポイントを獲得。高度不足で惜しくも周回とはならなかったが、前節の六大戦からさらなる躍進を遂げ、計490点を獲得し堂々の6位入賞を果たした。一方の石川は大会を通じて無得点に終わるも、しっかりとした手応えをつかんでいた。「次こそは」とリベンジに燃えている。

 全日本での活躍に期待が高まる。関東大会での入賞は2014年の野原芳治氏(平27理工卒)以来の快挙。主将自らの力で手繰り寄せた全国大会の切符は明大発展の布石となったに違いない。「もっと上を目指す」(渡邉)。妻沼での滑空にも徐々に順応してきた明大クルー。この波に乗り、全日本では各々が己の持てる力を存分に発揮する。

[高智琉大朗]