優勝が遠のく痛い3敗目だ。リーグ戦8戦目の相手は2敗で並んでいる筑波大。試合開始から相手のセンター線を軸とした攻撃に苦しみ、流れをつかむことができず。セットカウント1―3で敗戦した。◆9・8~10・20 秋季関東大学1部リーグ戦(駒沢体育…

 優勝が遠のく痛い3敗目だ。リーグ戦8戦目の相手は2敗で並んでいる筑波大。試合開始から相手のセンター線を軸とした攻撃に苦しみ、流れをつかむことができず。セットカウント1―3で敗戦した。


◆9・8~10・20 秋季関東大学1部リーグ戦(駒沢体育館他)
◆10・13 筑波大戦(ウイングハット春日部)
明大1{18―25、25―23、22―25、23―25}3筑波大 ○

<スターティングメンバー>(ローテーション順)
OH(アウトサイドヒッター)鎌田佳朗(法3=東亜学園)、MB松田海飛(文2=愛工大名電)、OP池田颯太(営2=松本国際)、OH小松一哉(政経3=雄物川)、MB三輪大将(政経1=高川学園)、S上林直澄(法2=東亜学園)、Li小川智大主将(政経4=川崎橘)


 勝ち切ることができなかった。序盤は樋口裕希(筑波大)を中心としたクイック攻撃に苦戦。「僕たちがやりたかった展開だった」(小川)と、明大のブロックに対してワンタッチやブロックアウトで得点を重ねられた。結局、流れを変えることができず18-25で1セット目を奪われる。続く第2セットは8―8から「ブレークを取れたので良かった」(上林)と、上林のサーブで相手のレシーブを崩して3連続得点でリードすることに成功。終盤の競り合いを制し、2セット目を奪い返した。そして3セット目を失い迎えた第4セット、序盤からリードを許す展開になるも、19-19の場面で池田のブロックポイントで逆転。その後も小松の時間差攻撃や三輪のブロックポイントなどで23-20と3点のリードを奪い、勝負の行方はフルセットにもつれるかと思われた。しかし、勝負どころで1点を奪うスパイクを決め切ることができず。逆に5連続失点でセットを献上。「1点取るために、普段の練習から誰に上げたいというものがなかった」(小川)と、勝負どころの決定打に欠き、優勝争いに踏みとどまるための大事な1戦を落とした。

 残り2試合を勝ち切る。3敗に後退したものの、現在リーグ戦の順位は4位とインカレのシード権を十分に狙える順位をキープしている。次戦は王者・早大を倒して首位を走っている日体大。「1回忘れて全員で戦わないと良いプレーも出てこない」(上林)。今試合の敗戦を引きずらず、次戦の日体大は勝利を収めたい。

[大西健太]

試合後のコメント
小川
――本日の試合を振り返っていかがですか。

「いい試合をできましたけれど、勝てた試合ではないかと思います。4セット目を東海大戦の時のように落としたので、もう少し踏ん張りたかったです」

――4セット目終盤に逆転されてしまった理由はありますか。
「1点を取るということで、普段の練習で誰に上げたいというものがなかったので、普段からこういう展開を意識してやっていかないと実感しました」

――残り2試合で意識することはありますか。

「特に意識することはないと思いますけれど、上位チームなので全カレで勝ち上がった時も対戦するチームだと思っているので、しっかり秋リーグで対応して、勝てるように頑張ります」

上林
――どのようなトス回しを意識されましたか。

「三輪にマークがくるのは分かっていて、いつもはそれでも決めてくれていたので自分自身も余裕を持ってやれていたけれど、今日は詰まって手数がなくなってしまって、相手の思うつぼになってしまいました」

――サーブの狙いはありましたか。

「小澤宙輝(筑波大)を個人的に狙っていて、自分のサーブの時にブレークは取れていたのでそれは良かったと思います」