大学の団体日本一を争う大学王座決定試合は10月13日、愛媛県総合運動公園で男女の準々決勝が3試合ずつ行なわれた。男子は14連覇を狙う早稲田大学をはじめ、関東・関西勢が順当に4強進出を決めた。早大は島袋将、小林雅哉、田中優之介らの主力が単複で…

大学の団体日本一を争う大学王座決定試合は10月13日、愛媛県総合運動公園で男女の準々決勝が3試合ずつ行なわれた。

男子は14連覇を狙う早稲田大学をはじめ、関東・関西勢が順当に4強進出を決めた。早大は島袋将、小林雅哉、田中優之介らの主力が単複で勝利を挙げ、セットを落とすことなく9勝0敗で松山大学に完勝。実に41年ぶりの優勝を狙うライバル慶應義塾大学も、エース羽澤慎治を中心にまとまりを見せ、失セットゼロの9-0で中京大学を下した。健闘を見せたのは鹿屋体育大学だ。近畿大学を相手に0-9で敗れはしたが、ダブルスは3試合ともフルセットにもつれる接戦で、3勝していてもおかしくない内容だった。シングルスも6試合中3試合がフルセット。関東・関西が絶対的な強さを誇る大学王座で意地を見せてくれた。準決勝は、先に準々決勝を突破している関西大学が早大に挑み、もう一方は慶大対近大の組み合わせで行なわれる。

◆早大・石井弥起ヘッドコーチのコメント

「関東リーグは中央、慶應に負けてもおかしくなかった。それを何とか乗り切って、皆の目の色が変わった。自分たちで取り組む姿勢が見えるようになり、勝って安心するよりも危機感の方が上回って、王座に向けいい準備ができたと思う」

◆慶大・坂井利彰監督のコメント

「この大会に向けて1年間やってきた。個人戦も含めて、全部これに向けてやれることをやった。それをみんなが出してくれることを信じている。(リーグ戦で敗れた後、部員には)積み重ねてきたことを出せば、結果は付いてくると話した」(©スマッシュ)

※写真は大会の様子

(©スマッシュ)