リベンジを果たした。リーグ戦8戦目の相手は、春季フルセットの末敗れた順大。立ち上がりはライトの攻撃に苦しんだものの、4セット目は対応して3-2で逆転勝利した。    ◆9・8~10・20 秋季関東大学1部リーグ戦(駒沢体育館他)▼9・30 …

リベンジを果たした。リーグ戦8戦目の相手は、春季フルセットの末敗れた順大。立ち上がりはライトの攻撃に苦しんだものの、4セット目は対応して3-2で逆転勝利した。    

9・8~10・20 秋季関東大学1部リーグ戦(駒沢体育館他)

 9・30 順大戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館)

 明大3{21―25、25―21、21―25、25―17、15―11}2順大

 <スターティングメンバー>(ローテーション順)

 OH(アウトサイドヒッター)小松一哉(政経3=雄物川)、MB三輪大将(政経1=高川学園)、S上林直澄(法2=東亜学園)、Li小川智大主将(政経4=川崎橘)、 OH鎌田佳朗(法3=東亜学園)、MB松田海飛(文2=愛工大名電)、OP池田颯太(営2=松本国際)

  

試合の中での対応力が磨かれてきている。開始直後からレフトを中心としたサイド攻撃で20-17とリード。しかしスパイクミスなどが重なり5連続失点で逆転を許し、第1セットを奪われた。その後2、3セット目を互いに取り合い迎えた第4セット。「修正力が良くなっている」(小川)と、3セット目まで苦しんできた岡本捷吾(順大)の強力なスパイクにしっかりと対応。ブロックでクロス方向を塞ぎ、ストレート方向は小川が上げる形が機能した。前戦でも4セット目から早大エース・宮浦健人のスパイクを同様の形で拾うなど、試合中の対応力は粘り強い戦いにつながっている。勢いに乗った明大は4、5セット目を奪い、セットカウント3-2で逆転勝利を収めた。

波乱の展開が続く。公式戦連勝記録が続いていた早大が敗れ、現在1敗が2チーム、2敗が明大含めた4チームと今季は混戦を極めている。「インカレのシード権を得るためには上位を狙いたい」(池田)。リーグ戦は残すところあと3試合。東日本インカレでも対戦のあった筑波大、日体大、中大との対戦だ。3試合全て勝ち切り、インカレにつながるいい形でリーグ戦を終えたい。

[大西健太]

試合後のコメント

小川

――本日の試合を振り返っていかがですか。

 「1セット目の立ち上がりが悪かったです。レシーブとブロックの関係が悪かったですけれど、3セット目あたりから対応できたので、そこが1番の収穫だと思います」

――普段よりもローテーションを三つ回した意図はなんでしょうか。

  「そこまで大きな意図はないです。あまりうまくいっていなかったので、いつものローテーションではなくて、三つ回した状態でやりました。4セット目からはローテーションを三つ戻して良くなったので、良かったです」

鎌田

――三輪選手がマークされている中で攻撃面はいかがでしたか。

  「いつもセンターやライトがうちの攻撃の中では華やかで、レフトはいつも楽な展開になっているのですが、そこをしっかり決めきれたのは良かったと思います。先週ぐらいからいつものストレートではなくクロスに打つ感覚がつかめてきたので、攻撃の幅が広がってきて決まるようになったと思います」

池田

 ――フルセットなどの終盤で意識することはありますか。

 「僕はサーブレシーブやキャッチはしないですし、そんなにレシーブうまいわけではないですし、攻撃や点を取ることでしか仕事がないので、とにかく点を取ってチームを助ける気持ちでやっていました」