辛くも勝利を収めた。対抗戦2戦目の相手は日体大。試合開始早々に先制し、前半を24―0と無失点で終える。しかし、後半は3トライを献上するなど日体大ペースに。攻撃もかみ合わず、わずか1トライに抑えられた。最終スコア31―17で逃げ切るも、後味…

 辛くも勝利を収めた。対抗戦2戦目の相手は日体大。試合開始早々に先制し、前半を24―0と無失点で終える。しかし、後半は3トライを献上するなど日体大ペースに。攻撃もかみ合わず、わずか1トライに抑えられた。最終スコア31―17で逃げ切るも、後味の悪い勝利となった。

◆9・30 関東大学対抗戦(江戸川陸上競技場)

▼対日体大戦

○明治31{24―0、7―17}17日体大

 前半で勝負を決めた。前半1分、スタンドオフ忽那鐘太(文4=石見智翠館)のパントキックを、右センター森勇登(政経2=東福岡)が確保。そのままインゴール中央に持ち込み、幸先良く先制した。「取るべきところで取れていた」(左ウイング山﨑洋之・法3=筑紫)と順調に得点を重ね、前半だけで4トライを奪取。また、守備においても自陣に攻め入らせず、前半を通して相手に攻撃のチャンスを与えなかった。

 悪い流れを断ち切れなかった。「相手の流れでラグビーをしてしまった」(右ロック箸本龍雅・商2=東福岡)。後半開始2分、大外を抜かれ安城怜(日体大)にトライを許すと、ここから徐々にテンポを失う。ミキロニ・リサラ(日体大)ら外国人選手の突破に苦戦を強いられた。12分、21分には、ハラトア・ヴァレイア(日体大)、リサラと立て続けに外国人選手にトライを献上。「勢いづく前にシャットダウンできていれば」(箸本)と反省を口にした。次戦は筑波大との対戦が控える。今試合は苦しい内容となったが「意識だけで変わる」(福田健)と決して悲観していない。もう一度チームの意識を統一し、難敵・筑波大を迎え撃つ。

[藤里陽]

試合後のコメント

福田健

――試合の振り返りをお願いします。

 「今日の試合の収穫は対抗戦2戦目で勝てたという部分だけです。内容に関しては見ての通り、全く満足のできるものではないです」

右プロップ祝原涼介(情コミ4=桐蔭学園)

――前半、後半の内容の違いは何ですか。

 「ペナルティの多さで相手にリズムを作ってしまったところです。修正できれば良かったのですが、最後まで引っ張ってしまいました」

箸本

――次戦への意気込みをお願いします。

 「ここでもう一回気を引き締めてレベルアップした状態で臨みたいと思います。良いラグビーをして勝っていきたいです」

山﨑

――試合の振り返りをお願いします。

 「前半に関しては取るべきところで取れていましたし、試合の入りも良かったと思いますが、後半に入って最初にトライを取られてから、そのまま攻めあぐねてしまいました」

――試合の振り返りをお願いします。

 「ゲーム内容に満足している人はいないと思います。ハイボールやブレークダウンの課題が残ったので、次戦の筑波戦までに克服したいです」

井上遼(政経4=報徳学園)

――ケガからの復帰戦となりました。

 「1回試合勘を取り戻そうということで、メンバーに選んでいただきました。久々の試合ということでなかなかうまくいきませんでした」