「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・東京/9月17日~23日/ハードコート)女子シングルス決勝で準優勝となった第3シードの大坂なおみ(日本/日清食品)。凱旋帰国後の多忙の日々の中、全米に続き出場2大会連続で圧巻のプレーを見せてくれ…

「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・東京/9月17日~23日/ハードコート)女子シングルス決勝で準優勝となった第3シードの大坂なおみ(日本/日清食品)。凱旋帰国後の多忙の日々の中、全米に続き出場2大会連続で圧巻のプレーを見せてくれた。試合後の記者会見でコーチのサーシャ・バジンが大坂について「誇りに思います」と語った。

記者会見でバジンコーチは「なおみが今週、成し遂げてくれたことを誇りに思います。大きな大会で優勝した後、気が抜けてしまう選手も沢山いる。そんな中で集中力をキープし、この大会に臨むことができていた」と「全米オープン」からここまで駆け抜けてきた大坂を評した。

また、大坂選手は今後何を伸ばしていくべきかという記者の質問には「技術的には変えることは必要ないと思っている」と話した。

そして、バジンコーチはグランドスラム以外の試合中にコーチングができる試合では「大丈夫、君ならできる」と励まし続けるなど、メンタル面でも大坂の大きな支えとなっている。

大坂は「東レ パン・パシフィック・オープン」決勝で第2セットの第7ゲームをキープした後、オンコート・コーチングを使いバジンコーチからアドバイスを受けていた。その時にも励ましの言葉を送っていたバジンコーチは、大坂のメンタルの問題についてふれ「気持ちが入り過ぎているところがあったから、それを修正しようと試みました」と記者会見で話した。

「武漢オープン」(中国・武漢/9月23日~29日/ハードコート)をウイルス疾患を理由に欠場することになった大坂。しっかりと休養を取って、今後もバジンコーチとの二人三脚で活躍する姿に期待だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「東レ パン・パシフィック・オープン」での大坂(右)とバジンコーチ(左)

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)