「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・東京/9月17日~23日/ハードコート)女子シングルス決勝で、第3シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第4シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と対戦。4-6、4-6でプリスコバに敗れ、準優…

「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・東京/9月17日~23日/ハードコート)女子シングルス決勝で、第3シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第4シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と対戦。4-6、4-6でプリスコバに敗れ、準優勝となった。試合時間は1時間3分。

第1セットを落とした大坂はセット間は静かにベンチに座り、気持ちを立て直そうとする。一方のプリスコバはオンコート・コーチングを使い、コーチからアドバイスを受けていた。

そして第2セットは大坂のサービスからスタート。第1ゲームは粘るプリスコバにデュースに持ち込まれたが、得意のサーブで切り抜けて悪い流れを止めようとする大坂。しかし第2ゲームではプリスコバのサーブをとらえてラリーに持ち込むも、焦りからかミスが続き、チャンスを作ることができなかった。

第3ゲームをラブゲームでキープした大坂だが、第4ゲームでもプリスコバの深いリターンと強烈なサーブに苦しみ、反撃ののろしを上げることができない。大坂は第5ゲームもラブゲームでキープするが、第6ゲームではプリスコバにラブゲームでキープされてしまった。

第7ゲームをキープした大坂は、ここでこの大会で初めてとなるオンコート・コーチングを使い、サーシャ・バジンからアドバイスを受けて第8ゲームに臨んだが、またもプリスコバのサーブの前にポイントを重ねることができない。それどころか続く第9ゲームで0-40と3本のブレークポイントを握られてしまった。ここで大坂はドロップショットを放つが、追いついたプリスコバにポイントを奪われて1ブレークダウン、ゲームカウント4-5とされてしまった。

そしてプリスコバのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第10ゲーム。ここでなんとか食らいつきたい大坂だが、3本のチャンピオンシップポイントを握られた大坂は、最後にサービスエースを決められ、第2セットを4-6で落として準優勝となった。

決勝では残念な結果となったが、今大会様々なプレッシャーの中ここまで素晴らしいプレーを見せてくれた大坂。心から拍手を送るとともに、今後の活躍にも期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真は「東レ パン・パシフィック・オープン」準決勝での大坂

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)