現地の9月7日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会12日目。男子シングルス準決勝、男子ダブルス決勝、車いす男子シングルス準々決勝、車いす男子ダブルス準決勝、車いす女子シングルス準々決勝、車いす…

現地の9月7日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会12日目。男子シングルス準決勝、男子ダブルス決勝、車いす男子シングルス準々決勝、車いす男子ダブルス準決勝、車いす女子シングルス準々決勝、車いす女子ダブルス準決勝が行われた。

■錦織敗れる、決勝はジョコビッチ対デル ポトロに。

男子シングルス準決勝で、第21シードの錦織圭(日本/日清食品)が第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3-6、4-6、2-6のストレートで完敗、残念ながら2014年以来4年ぶりの全米決勝進出はならなかった。

試合後の記者会見で錦織は「彼(ジョコビッチ)のサービス、リターン、ストローク、すべてにおいてつけ入る隙がなかった。彼のプレーはアグレッシブだった」と語った。ジョコビッチの壁に阻まれ決勝進出はならなかったが、今大会ここまでタフな試合を勝ち上がってきた錦織に心から拍手を送りたい。

もう一方の準決勝では、前年覇者のラファエル・ナダル(スペイン)が膝の痛みのため、第2セット終了時点で無念の途中棄権。第3シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は思わぬ形で、自身が優勝した2009年以来の決勝進出となった。

■車いすシングルス、国枝、上地とも順当に勝ち上がり。

車いす男子シングルス、第1シードの国枝慎吾(日本/ユニクロ)がステファン・オルソン(スウェーデン)に0-6、6-1、6-3のフルセットで逆転勝利。車いす女子シングルスでは、第2シードの上地結衣(日本/エイベックス)がマジョレーン・バイス(オランダ)に6-0、6-0と貫録のテニスで完勝した。

また車いすダブルス。上地ペアは6-0、6-0で完勝したが、国枝ペアは5-7、6-4、6-10で残念ながら敗退。国枝ペアは前日第1セット終了後に順延、再開後に第2セットを奪い返したが、逆転勝ちとはならなかった。◇   ◇   ◇

【9月7日 主な試合結果】

◆男子シングルス

準決勝

〇[6]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)6-3、6-4、6-2 ●[21]錦織圭(日本/日清食品)

〇[3]フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)7-6(3)、6-2(Ret) ●[1]ラファエル・ナダル(スペイン)

◆男子ダブルス

決勝

〇[3]マイク・ブライアン(アメリカ)/ジャック・ソック(アメリカ)6-3、6-1 ●[7]ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)

◆車いす男子シングルス

準々決勝

〇[1]国枝慎吾(日本/ユニクロ)0-6、6-1、6-3 ●ステファン・オルソン(スウェーデン)

◆車いす男子ダブルス

準決勝

〇[2]アルフィー・ヒュウェット(イギリス)/ゴードン・リード(イギリス)7-5、4-6、10-6 ●グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)/国枝慎吾(日本/ユニクロ)

◆車いす女子シングルス

準々決勝

〇[2]上地結衣(日本/エイベックス)6-0、6-0 ●マジョレーン・バイス(オランダ)

◆車いす女子ダブルス

準決勝

〇[1]ディーダ・デ グロート(オランダ)/上地結衣(日本/エイベックス)6-0、6-0 ●サビーネ・エラルブロック(ドイツ)/ルーシー・シューカー(イギリス)(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」準決勝での錦織(左)とジョコビッチ(右)

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)