「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会11日目、女子シングルス準決勝で第20シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第14シードのマディソン・キーズ(アメリカ)に6-2、6-4のストレートで勝利。…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会11日目、女子シングルス準決勝で第20シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第14シードのマディソン・キーズ(アメリカ)に6-2、6-4のストレートで勝利。日本人女子史上初のグランドスラムシングルス決勝進出の快挙を成し遂げた。その大坂が試合後のインタビューに答えた。

試合を終えて大坂は「すごく疲れた。なんかすごく走ったから」とコメント。ベスト4に入ったときは、そんなに嬉しくないと答えた大坂だが、今は「嬉しい。すごく嬉しい!」と笑顔で答えた。

また、キーズのブレークポイントを13本全てしのいだことについては「どうしてもセレナとプレーしたいと思ったからセーブできました」「本当にセレナとプレーしたいの」と話した。そしてそれはなぜ?と聞かれると「それは彼女が『セレナ』だから」と答えた。

自身初、日本人女子シングルス初のグランドスラム決勝進出について大坂は「多くの意味があります。まず、チームのみんな、本当にありがとう。そして今日、試合を観てくれたみんな、ありがとうございます」と語った。

決勝は憧れでもあるセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)との対戦だが、それについて大坂は「すごく緊張しているけど、すごく楽しみ」と笑顔で答えた。

そして会場で見守る母親に向かって「お母さん、やったよ!ありがとう、大好き!」と手を振り、続けて「セレナも愛してる!」「みなさんもありがとう、大好きです!」と感謝を述べた。

日本人女子初、自身初となるグランドスラム決勝は憧れのセレナと戦う。過去に対戦は1度だけで、今年の3月に行われた「マイアミ・オープン」でのこと。そのときは大坂がストレートで勝利している。しかしそのときは出産から復帰後すぐの対戦。それから着実に復帰の道を歩むセレナとの対戦は、日本時間9月9日の朝5時に試合開始予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」決勝へ進出した大坂

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)