ATP(男子プロテニス協会)ワールドツアーの2018年の年間カレンダーでは、ギリシャで開催される大会はない。現在ランキング15位で若手注目株の一人と目されているステファノス・チチパス(ギリシャ)は、上昇中の名声と人気がギリシャでの大会開催に…

ATP(男子プロテニス協会)ワールドツアーの2018年の年間カレンダーでは、ギリシャで開催される大会はない。現在ランキング15位で若手注目株の一人と目されているステファノス・チチパス(ギリシャ)は、上昇中の名声と人気がギリシャでの大会開催に結びつくことを期待しているという。ロイターがチチパスの見解を伝えた。

過去には、アテネでテニス大会が開かれてこなかったわけではなく、1986年から1994年の間にはツアーレベルの大会として実施されていた。また2008年から2012年にかけては、下部大会のチャレンジャーレベルの大会の開催しかなかった。

そのためロイターは最近20年以上の間は、ギリシャでテニスの試合を見るにはテレビ観戦か、ギリシャのトッププレーヤーを見るために海外にまで出向く必要があったとしている。

またチチパスは、個人的な意見とした上で「もし万事が今のまま進めば、3、4年、あるいは5年以内にはATP250シリーズもしくは500シリーズを(アテネで)見られる思っています。この話題に興味ある人達がトーナメントがどのようになるか見せてくれました」と「全米オープン」で語ったという。

ただ一方でATPツアーの大会カレンダーにはすでに多くの大会が所せましと並んでおり、びっしりと埋まっている。新たな大会の追加は簡単ではないとする向きもあるが、チチパスは「2月か4月か、10月、もしくは11月に開催できるだろう」と話したという。

加えてチチパスは、自身がマリア・サカーリ(ギリシャ)と共に、大事業の達成に向けて順調に進んでいると信じており、「物事がとても明るい見通しで、間違いなく良い未来が待ち受けています。その未来はまだ始まったばかりです」と話したという。

ATPツアーのカレンダーが書き換わるかどうか、またギリシャでも熱い戦いが繰り広げられることになるのか、動向を見守る必要がありそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのチチパス

(Photo by Alex Pantling/Getty Images)