2019年の「ホップマンカップ」に出場するチームが大会公式サイトを通じて明らかになった。かねてから参戦が決まっていたスイスとドイツのチームのほか、スペインとギリシャの2チームも参戦する。来年のシーズン開始に先立った大会を盛り上げてくれそうだ…

2019年の「ホップマンカップ」に出場するチームが大会公式サイトを通じて明らかになった。かねてから参戦が決まっていたスイスとドイツのチームのほか、スペインとギリシャの2チームも参戦する。来年のシーズン開始に先立った大会を盛り上げてくれそうだ。

今回明らかになったのは、ステファノス・チチパス(ギリシャ)とマリア・サカーリ(ギリシャ)のギリシャチームなどの出場だ。

チチパスについては、20歳ながらランキング15位に入っている期待の若手で、今年は「ATP500 バルセロナ」と「ATP1000 トロント」で決勝戦に進出するなど上位に入り、存在感を示してきている。

同選手は「テニスの地図にギリシャを書き込むことは非常に重要で、子供たちの励みになる。われわれはギリシャにおけるテニスを変えられる二人であり、まったく新しいレベルに引き上げられる」と意気込みを語っており、男女による国別対抗戦でも白熱する試合を展開してくれそうだ。

一方で、スペインチームのダビド・フェレール(スペイン)とガルビネ・ムグルッサ(スペイン)の両選手も出場する。

フェレールはベテランの一人で「リトル・ビースト」という異名を持つほどの強靭なスタミナと、安定したメンタルを背景にした勝負強さを持つ。ポジショニングの巧みさとミスの少ないストローク力も武器にしている79位だ。

ムグルッサは現在は9位だが、7月までは3位とトップに迫っていた。球足の長い強力なフラットストロークと長身から振り下ろすようなサービスを武器にしている。

フェレールは「『ホップマンカップ』では今までプレーしていなかった。われわれはいいチームだし、ガルビネは世界で最高の選手の一人で、まだ一緒にプレーしたことはない。パースではすべてが新しい体験になるだろう」と話しており、存在感を発揮してきそうな顔ぶれが揃ってきた。

「ホップマンカップ」には現在すでに、スイスのロジャー・フェデラー(スイス)とベリンダ・ベンチッチ(スイス)、ドイツのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とアンジェリック・ケルバー(ドイツ)の出場が決まっており、今年に続いて見応えのある試合を繰り広げてくれそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 トロント」でのチチパス

(Photo by Vaughn Ridley/Getty Images)