ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)で、史上初の「ゴールデン・マスターズ」達成という偉業まであと1勝と迫っている。「ゴールデン・マスターズ」とはキャリア…

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)で、史上初の「ゴールデン・マスターズ」達成という偉業まであと1勝と迫っている。

「ゴールデン・マスターズ」とはキャリアの中でATPマスターズ1000の9大会を全制覇する事で、これは多くの大会で優勝を重ねているロジャー・フェデラー(スイス)や、ラファエル・ナダル(スペイン)も成し得ていない記録だ。

グランドスラムに次ぐツアーレベルのATPマスターズ1000。2018年現在9大会あるATPマスターズ1000で、ジョコビッチはキャリア通算30個のタイトルを獲得している。しかし「ATP1000 シンシナティ」のみ、決勝進出は5度あるが優勝はしていない。

現地19日に決勝を迎える「ATP1000 シンシナティ」の男子シングルス準決勝で、ジョコビッチは世界7位のマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4、3-6、6-3のフルセットの末に破り、決勝進出を決めた。次戦では同大会決勝で過去に3度対戦して全て敗れている、ロジャー・フェデラー(スイス)と再び顔を合わせることに。

今大会前にジョコビッチは「次はシンシナティだが、この大会は自分のキャリアの中で唯一優勝できていないマスターズ1000の大会なんだ。だから、この大会でいい結果を出せればいいと思っている」と話していた。

2016年「全豪オープン」以来久しぶりのジョコビッチ対フェデラーという期待感にプラスして、ジョコビッチのこの偉業達成の可能性。様々な期待に胸膨らむ決勝戦は、日本時間8月20日午前5時頃から開始予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 シンシナティ」でのジョコビッチ

(Photo by Rob Carr/Getty Images)