「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会6日目、第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は準々決勝でパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を7-6(7)、6-4で下し、準決勝進出を決…

「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会6日目、第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は準々決勝でパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を7-6(7)、6-4で下し、準決勝進出を決めた。

勝利したチリッチは準決勝で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する予定だ。

チリッチは、パワフルなサービスと、低い弾道のフラット系ストロークで主導権を奪うスタイルで、グランドスラムで優勝した経験を持つほか、ランキングでも現在は7位とトップ10を維持している。

第1セットでチリッチは第2ゲームのブレークしリードしたものの、カレーニョ ブスタに第5ゲームでブレークバックを許すなど、拮抗した形で試合が進んだ。その後お互い1ブレークずつし、第1セットはタイブレークに突入。タイブレークに入ると、チリッチが7-7から鋭いリターンでセットポイントに。続くポイントはカレーニョ ブスタのアウトミスで、チリッチが第1セットをものにした。

第2セットに入ると両者はお互いにサービスをキープし合い、スコアは均衡したまま進行。しかしチリッチがリターンの第7ゲームで、カレーニョ ブスタのストロークのアウトミス、ダブルフォルトなどから2本のブレークポイントを獲得。そのままブレークに成功し、チリッチは大きなリードを奪った。

さらにチリッチは自身のサービスゲームでは隙を見せずに、5-4で迎えた第10ゲームでも40-0と3本のマッチポイントを握る。最後は力強いサービスを打ち込むとカレーニョ ブスタがリターンをアウト。チリッチの勝利が決まった。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 トロント」でのチリッチ

(Photograph by Julian Avram/Icon Sportswire via Getty Images)